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ぎょうざの満洲 JR長居駅店 (2013-4-28 23:44:45)
長居わーわーずの伴走練習会に加えて、年一度の総会が開かれ長引いて夕方近くになったので、居残っていたメンバーでJR長居駅の高架下につい先日オープンしたばかりの餃子の店を訪れた。「ぎょうざの満洲」JR長居駅店である。
ぎょうざの満洲(「満州」は間違い)とは聞いたことがなかったのだが、ウィキペディア情報によれば埼玉県に本拠を持つ外食チェーン店で、関東の方、しかも西武と東武沿線に店が多いのだが、関西にもごく最近進出してきたようで、この店が野田、京橋に続く3店目のようだ。店内は全面ガラス張りで明るく、客もほとんど埋まっている。しばらく待たされてからようやく席に着くことができた。
餃子6個が210円という値段を聞くと、やはり餃子の王将を意識せざるを得ない。店名からしても真っ向勝負を挑んでいるとしか思えない。見せてもらおうか、満洲の餃子の実力とやらを。
ところが注文の段階からややがっかりさせる要素があった。店員の姉ちゃんの練度が低すぎる。何度も注文を聞き直すわ、手元の端末に打ち込む手際も悪いわで、いくら新規店舗でバイトも新人を集めたてだとしても、もう少し訓練してもらわないと。それで、ラーメンと餃子のセットを頼んだら、先にラーメンの方が出てきた。ごくシンプルな醤油ラーメンだったが、こちらの方は特筆すべきものはない凡庸なもの。まあ、餃子の王将でもラーメンは大したことはないのではあるが。
しばらくしてから餃子が出てきた。食べてみてまず思ったのは、皮が分厚いということ。これは卓上にあったパンフレットにも書いてあったが、いわゆる多加水麺の生地にしており、もちもちとした食感を味わってほしいということのようで、そういうコンセプトであればそれはそれでありだろう。ピザでもクリスピーな生地とパンのように分厚い生地があり、どちらが良い悪いということではなく好みの問題であるのと同様だ。この点餃子の王将では薄めの生地でパリッとした食感であり、真っ向異なるアプローチだ。
餃子を噛み切ると中からジュワッと汁が出てきて、ちょっと小籠包的な感じがする。これは肉汁もあるのだろうが、野菜をたっぷり使っているようなのでその野菜から出た水分という要素もあるようだ。アツアツのうちならいいのだが、冷めるとマイナス要素になりかねない。そして、何よりも気になったのは、餃子自体はこの店では作っていないのではないかということだ。餃子を皮で包むところまで本社の工場で一括生産し、その冷凍を持って来ているだけではないだろうか。この点、材料は持ち込みだとしても皮に包むところは各店舗で行っている餃子の王将とは決定的に違う要素だ。
満洲ラーメンと餃子 550円
生ビール(中) 420円(オープン記念でこの日は390円)
今のところ御祝儀相場で店内は賑わっているが、関西の消費者の目は厳しい。今後相当努力しないと、この賑わいを維持することは難しくなるだろう。当面はお手並み拝見というところだ。