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feed かすみがうらマラソンは9,000人がDNS (2013-4-22 22:56:49)
 読売新聞の記事で知ったのですが、昨日行われたかすみがうらマラソンの参加者は18,102人だったそうです。

 この数字を見ればすごい数字なのですが、エントリーは約27,000人ですから、参加者は3分の2にとどまったということですね。DNS(出走取消)が約9,000人というのはとんでもない数に思えます。

 ただ昨年も今年同様に約27,000人のエントリーがあり、参加者は約22,000人だったそうです。昨年も約5,000人、2割近くがDNSだったのですね。もともとDNSの比率が高い大会なのかもしれません。

 今年の大会のエントリー状況を見ていくと、エントリー期間は昨年の12月5日から今年の1月9日まででした。でも12月5日に早々とウォーキング19kmは定員となり、12月7日にはフルマラソンも定員になったようです。この大会も、出場できるかどうかをじっくり吟味してエントリーする余裕がない大会なのですね。しかも参加料はフルマラソンが5,000円です。大型大会では10,000円以上が当たり前となってきた昨今では、きわめてリーズナブルな大会ともいえそうです。その日、参加できるかどうか予定は確定しないけど、とりあえずエントリーしておこうという人も多いのかもしれません。

 今年は1週間前にボストンマラソンの爆弾テロ事件がありました。そのため各地の大会は例年以上の警備体制をとって開催されました。でも実行委員会では、参加者が減った大きな理由はテロの影響よりも悪天候のせいと見ているようです。事前問い合わせの大半が、警備体制に関するものではなく天候に関する内容だったからということからとのことです。午前10時の気温が5.7度で雨ということですから、気持ちが萎えるのもよくわかります。

 でもどうなんでしょう。今年は天候のせいもあって仕方ないかもしれませんが、昨年も5,000人ものDNSがあったということは、予定が確定せずエントリーをやむなく見送った人は複雑な心境でしょうね。「走れないならエントリーするなよ」という思いの方もいることでしょう。

 だからといって、出場しない人のナンバーカードを譲り受けての代理出走は認められておりません。でも本来はまだ出場できる枠が5,000人分とか9,000人分とか残っているのにそれを埋めることができないというのは、なんとももったいないですね。

 そんなことを考えながら、この週末に行われたいろいろな大会の情報を集めていたら、面白いシステムを採用している大会を見つけました。それはチャレンジ富士五湖です。この大会では、キャンセルバックという払戻制度を採用しています。エントリー後に参加できなくなった場合、申し込み期間内に事務局に申し出れば半額が返金されるとのことです。エントリー受付期間は、2012年10月22日〜2013年2月28日ということで4ヶ月あまりの長期間ですから、10月にエントリーしたけど1月に参加できないことがわかった、というときなど、これを利用すれば半額が返金されるのですね。

 この制度を採用すれば、たとえば2月中旬くらいまで払い戻しを受け付けて、申し出があった分については半額を返金し、その人数分について2月末くらいに二次募集をかけるといったことも可能なのかなと思いました。実際にやるとなると事務が繁雑になって対応しきれないかもしれませんけどね。でも5,000人とか9,000人といった数字は非常に大きい数字ですから、なんとか「走りたい」と思う人がもっと走れるようになってもらえればありがたいと思います。

 以上、おがまんレポート月曜版でした。


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