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サロマまで75日 (2013-4-16 22:13:57)
自分のブログを見て驚きました。
サロマまで、あと75日しかないの?
なんとなく、まだまだ余裕がある気でいました。こりゃあのんきにしてられません。
かといって焦ってもしょうがありません。限られた日数で、できるだけ効果的な練習をすることにしましょう。
昨年のサロマ。多分臨戦過程としては、これまでと比較しても練習量が少ない年だったと思います。それでも完走できたということは、大いに自信となりました。昨年上半期の走行距離を見ると、
1月 102.8km
2月 111.9km
3月 101.3km
4月 184.3km
5月 172.0km
6月 217.1km
ですからね。もっとも今年はここまで
1月 101.3km
2月 73.8km
3月 13.7km
4月 65.5km(4月16日まで)
ですから、昨年以上のチャレンジとなっています。これからの練習内容がきわめて重要になってきそうです。
ただ今年の場合は洞爺湖マラソンにエントリーしたので、レースのローテーションとしては理想的になりそうです。5月19日の洞爺湖マラソンから6月2日の利尻というのはちょっと間隔が短いのが心配ですが、5月にフルをひと叩きして(昨年はバンクーバーマラソン)6月に55kmを走るというのは昨年と同じです。練習ではなかなかサロマ練をできませんが、レースを有効に使えばなんとかなります。
あとはメンタル面の強化ですね。長丁場だけに、「走れない」という気持ちがわき上がると、その時点でレースは終わってしまいます。それがたちの悪いことに、自分の弱さが原因のくせに足の痛さなどに形を変えて襲いかかってきます。そして私の中に、「足が痛いのだから仕方がない」といったやめる理由を作り出します。
そのことに気づいた昨年は、加賀谷はつみさんの「君がいる」の力も借り、「絶対にたどり着いてみせる」という強い思いを、最初から最後まで一瞬たりとも忘れずに走り通しました。それがあの奇跡の走りを引き出したのです。
70km地点に到達したとき、私は信じられない言葉を耳にしました。
「関門閉鎖4分前です」
時計を気にせず走っていたので、そこまで切羽詰まった状況だということを知らなかったのです。
いつもの年は、10kmごとの関門に対して目標とする通過タイムを設定していました。でも昨年は目標タイムを一切設定せずに臨んでいたのです。目標タイムを設定していると、その目標をクリアできそうにないと思った瞬間に気持ちが折れてしまうからです。そのため関門制限時間をクリアしても、次の関門を目指す気力を失ってしまい、その瞬間からやめる理由を探し始めました。だから昨年は、目標設定をやめたのです。自分の力を出し切って走り続ければ、結果は必ずついてくると信じていました。
でも60kmを過ぎてからペースは明らかに落ちてしまい、70kmまでのラップは1時間23分もかかっていました。次の80km関門まで残された時間は1時間18分あまり。5分も速く走らなければ関門を通過できません。
いままでの私ならば、この時点で諦めていたでしょう。ペースを維持するのも困難なくらい疲労困憊した体で大幅にペースアップするなど不可能だと。
でも昨年の私は諦めることはまったく思いつきませんでした。こんな危機的な状況でも、「絶対にたどり着いてみせる」という思いしかありませんでした。
「今こそが、自分のすべてを出して走るとき」
私は持てる力のすべてを注いでこの10kmを走りました。
結果、この10kmを73分29秒という、信じられないタイムで走りました。前の10kmよりも10分も速いラップを記録できました。その無理がたたり、90kmからはほとんど走れなくなってしまいましたが、12時間55分14秒で5年ぶり3度目の完走を果たしました。
もちろん、100kmは気持ちだけで走れるものではありません。でも気持ちがなければ走れません。何があっても、関門制限時間まで間がある限り、今年も最後まで諦めずに走ります。自ら自分の可能性を否定することなく、自分を信じて走ります。
そして今年も光るゴールゲイトに、絶対にたどり着いてみせます!
サロマに挑戦する皆さん。自分を信じて、ともに頑張りましょう!