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vol.362 またまた替え玉出場が (2013-3-28 21:29:25)
先月もこのレポートでいわきサンシャインマラソンと熊本城マラソンで代理出走が発覚して、そのランナーは失格になったとお伝えしましたが、またまたこの替え玉出場が発覚してニュースでも大きく取り上げられました。
3月10日に神奈川県の小田原市で行われた第26回小田原尊徳マラソンで、10キロ高校生から29歳の部にエントリーしていた大学生ランナーが、ウォーミングアップをしていたときに太ももに違和感を覚えて欠場を決めたそうです。この大学生ランナーは、市役所の内定をもらっていたそうですが、その男性と同じ大学陸上部の先輩の市役所職員が応援に来ていたそうで、「じゃあオレが走る」ということになったそうです。
その先輩に「ゆっくり走ってくださいよ」とお願いをして、その先輩も遅いペースで走ったつもりだったようですが、ハーフと10キロが同時スタートだったため、自分がどのくらいの順位で走っているのかわからなかったようですね。結果発表で年代別優勝したと聞かされるまでわからなかったようです。そこで表彰式にはエントリーしていた大学生選手が出席して賞状と賞品を受け取ったそうですが、後日、その替え玉を指摘する電話が主催者に入って発覚したそうです。
実はこの大学生ランナーは、地元では有名なランナーだったそうです。ですから走っていないのに表彰されたということがわかってしまったようですね。主催者の聞き取りにも2人とも事実を認め、軽い気持ちでやってしまったと答えているそうです。
小田原市はこの替え玉で走った市職員を近く処分し、大学生の採用を保留する方針ということでニュースで伝えられましたが、公務員であるということと、処分もされるということもあって、全国ニュースで取り上げられたようです。
これに対するネットの反応はいろいろ分かれています。特にこの処分の是非についていろいろ語られているようですが、問題はそこじゃないと思うんですよね。先日の熊本城マラソンは計測のトラブルがあって全ランナーの画像確認をした中で替え玉が発覚したといいますし、いわきサンシャインマラソンでは替え玉ランナーが入賞し、今回も優勝したことで明らかになりましたが、これらはたまたま見つかっただけで氷山の一角だと思うんですよ。
今回の替え玉事件でも、入賞しないようにゆっくり走ってくださいとお願いしていたことからもわかるように、入賞しなければばれないから大丈夫と、軽い気持ちで替え玉出場している例はたくさんあると思うんですよね。ただ前にも言いましたように、この替え玉出場はばれなければ大丈夫というものではありませんので、この番組を聴いている皆さんにはそこのところを十分に理解していただきたいんですよ。
替え玉出場がいけないという最大の理由は、たとえば走っていて倒れてしまったとか事故が起きたとき、周りがその人を特定する方法はナンバーしかありませんから、その緊急事態に別の人として扱われるわけです。これは大変危険なことです。また多くの大会で主催者が保険に入っていますが、エントリーした人と別人がそのように倒れたりしたとき、保険が適用されないこともあるといいます。
そしてなにより、市民マラソンもスポーツ競技として行われる以上、ルールを守ることは必須条件だと思うんですよ。代理出場を認めていない大会で替え玉出場をするということははっきりしたルール違反ですから、極端に言えば競技をする資格がないのではないかと、僕は思います。
替え玉出場はルール違反だということを知らないランナーの方も多くいると思いますので、僕もまわりのランナーが「代わりに走らない?」という話をしていたりしたら、やんわりと「替え玉はルール違反」ということを教えてあげたいと思います。
以上、おがまんレポートでした。
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FMアップルアスリートの風は、毎週木曜日の夜20時から21時に76.5MHzで放送されています。コミュニティ放送のため聴取可能範囲は限られています(札幌市内の一部)が、インターネット放送も行われているため、全国から聴取可能です。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組です。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えています。かくいう私も、2005年の11月に出演して以来、準レギュラー兼旭川支部長を拝命することとなりました。
2006年の2月から大会インフォメーションの中におがまんレポートのコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。ただ、どうしても時間が足りなくなることも多く、巻きが入ってしまうことがほとんどです。一時は無理やり収めるように短くしようと思いましたが、最近では無理に縮めることなく、HITOMIさんのグルグルを楽しんでいます。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、100回記念放送の時はスタッフの一員として参加させて頂き、2006年の10月に創刊されたプログラムピックアップ誌・ピックアップルの中でもレポーターとして紹介されるようになりました。第4号のピックアップルでも、ムコレンジャーが載っているし、第9号のピックアップルでも250回記念としてアスリートの風が紹介され、私の姿も載っています。そして第13号のピックアップルでは、アスリートの風300回記念特集、第17号では350回記念特集、第21号では400回記念特集が組まれ、またまた私の姿とコメントも載っています。
招待選手としても、2007年8月16日の放送では、家族で2度目のゲスト出演、そして2008年1月10日には3度目、9月4日には4度目、2009年3月19日には5度目、8月6日は6度目、2010年2月11日には7度目、9月16日には8度目、2011年4月28日には9度目、12月1日には10度目、2012年5月3日には11度目、2012年8月9日には12度目のゲスト出演を果たし、最近では半年に1度ずつ招待選手として呼んでもらっています。
あっという間に8年目に突入したこのレポート。2008年4月からは転勤に伴い、帯広支部長として3年間やらせていただきました。そして2011年4月からは、再び転勤に伴い、留萌支部長としてやらせていただいています。
これからも皆さんに興味を持って聴いていただけるレポートをしたいと思っていますので、もしも「こんなレポートを聴いてみたい」という意見等があれば、ぜひお聞かせください。
みなさん、木曜夜はアスリートの風を是非聴いてくださいね〜!
Let's Run with a Smile!