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  ホーム >> frunブログ集 >> 勝負する 気持ちになれた 伊達ハーフ〜第30回伊達ハーフマラソン完走記4

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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 勝負する 気持ちになれた 伊達ハーフ〜第30回伊達ハーフマラソン完走記4 (2017-4-26 0:07:08)
(4)セカンドビギナー、ときどきサボる

 グロスタイムでほぼキロ6分のペースで入りの5キロを走るという理想的な展開となりました。しかも走っているのは楽しみにしていた旧胆振線跡地。否が応でもテンションがあがってしまいます。

 さらにこの気候です。いくら温暖な伊達とはいえ、時期はまだまだ4月です。私が参加した中でもゴール時にみぞれが降っていた年もあり、伊達ハーフマラソンは「寒い!」という印象があります。

 ところがこの日は、伊達ハーフマラソン当日としては期待以上の暖かさでした。というより、暖かさに体が慣れていない分、走っていると暑く感じられるほどでした。しかし寒いより暑い方が大好きな私としては願ってもない条件です。テンションはますます上がっていきました。

 6キロの通過タイムは36分を切りました(35分45秒)。ここも5分台のペースでカバーして(5分41秒)、順調に貯金をこさえ始めました。この調子でいくと2時間も切れるのではないか?という考えも一瞬よぎりましたが、あまり欲をかいてしまうとオーバーペースで失速しかねません。それは15キロの通過タイムを見て決めようと思うことにしました。

 正面には昭和新山が徐々に近づいてきます。旧国鉄跡地を走るランナーの列と昭和新山。実にいい絵になります。私はコース外に出て立ち止まり、何枚かの写真を撮りました。

昭和新山に向かう

 それから再びコースに戻り走り続けます。すぐにペースは戻って引き続きイーブンペースで走ります。

 7キロの通過タイムは41分台の後半です(41分41秒)。どうやらこの間のラップは6分くらいかかってしまったようです(5分56秒)。写真撮影のためにサボってしまったのですから仕方がありません。サボる余裕があるというのは、体力的にも精神的にも悪いことではないでしょう。などと自分を正当化しながら走り続けます。

 8キロの通過タイムは47分台の前半でした(47分13秒)。どうやらもとのペースに戻っているようです(5分32秒)。ラップが計測できない時計はもどかしさがありますが、まだまだ計算はできているので頭はしっかりとしているようです。

 8キロを過ぎると、一番楽しみにしていた場所に到達しました。上長和駅です。当時のホームは撤去されてしまったそうですが、現在は模擬ホームが設けられています。ここに給水所が設けられており、私はまた写真ブレイクということでサボってしまいました。

上長和

 ゆっくりと写真を撮った後、給水をして走り出します。しかしまたもやサボった影響が出てしまい、9キロの通過タイムは53分台の前半でした(53分13秒)。この間のラップは6分ほどかかってしまったようです(6分00秒)。

 しかしもともと目標タイムは2時間06分、キロ6分ペースです。途中でサボってもほぼそのペースで走っており、少しずつ貯金をこさえています。焦る必要はまったくありません。

 9キロを過ぎてしばらくするとサイクリングロードが終わります。ここから一般道に入り、伊達トンネルを目指して走ります。折り返して伊達市街地方面に向かうため、昭和新山も見えなくなります。少しテンションが下がってきました。

 それと同時に、足にも疲労を感じ始めます。練習では15キロ走しかしていないので、ラスト5キロは足に来ることを想定していました。しかし10キロ前後で疲労を感じ始めるというのは予定外です。今の状態でキロ6分を切って走るのはオーバーペースだったかも……。まだ半分以上残っているのに不安材料が出てきました。

 やがて迎えた10キロ地点。タイムは59分を切っていました(58分49秒)。順調に貯金を増やしています。疲労を感じ始めながらも元のペースに戻っているようです(5分36秒)。

 前方を見上げると高いところにかかっている橋が見えてきます。何度か走っているコースだけにもうじきそこを走るということもよくわかっています。ここから15キロまでは延々と上っています。それだけに、ここを今のペースで走りきることができれば、目標達成が見えてきます。多少の疲労に負けているわけにはいきません。

 頭上に見える橋から伊達トンネルへと続く道。そこははっきりと上り勾配になります。しかしその手前は下りとなっています。そのため疲労を感じつつも足はスムーズに前に出ました。

 おかげでペースは上がったようです。11キロの通過タイムは1時間04分台の前半でした(1時間04分17秒)。中間点を過ぎましたが順調なラップを刻んでいます(5分28秒)。しかしここから正念場が待っています。(つづく)


(1)セカンドビギナー、準備にまごつく
(2)セカンドビギナー、いろいろやらかす
(3)セカンドビギナー、スタートする


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