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勝負する 気持ちになれた 伊達ハーフ〜第30回伊達ハーフマラソン完走記3 (2017-4-24 22:12:08)
(3)セカンドビギナー、スタートする
スタートゲートから100メートル以上離れているでしょう。スタート地点付近の様子はまったくわかりません。でも時間的にそろそろスタートかな?と思っていると、「バン」と突然号砲が鳴り響きました。
私はすぐにジョグノートアプリをスタートさせました。それからストップウォッチのスイッチを入れようとしたのですが、久しぶりに使うストップウォッチ、どこをどうすればいいのかわからず、手間取ってしまいました。やっとの思いでスイッチを入れましたが、おそらく10秒以上のロスが発生したでしょう。でもどうせラップタイムも取れない時計です。参考に使うだけなのでこれでもかまいません。
コース幅が狭いところに大勢のランナーがいます。そのためなかなか動き出すこともできません。おかげで私がストップウォッチと悪戦苦闘しても、ほとんど影響はありませんでした。ゆっくりと歩き出し、走れるようになったかと思うとまた止まり、そうこうしながらスタートラインを越えたときは、すでに1分半以上が経過していました。
ようやく走れるようになりましたが、流れは練習不足の私でさえ遅すぎて走りにくいペースでした。しかし前が詰まった状況ではどうしようもありません。焦らず前が開くチャンスを探りながらの走りとなりました。
前の壁に綻びができるとそこに潜り込みます。しかしけっして極端なストップアンドゴーとなって足に負担をかけることのないよう、緩やかに加速して緩やかに減速することに努めました。
やがて1キロ地点を通過します。タイムは8分近くを示していました(7分47秒)。スタートロスを1分半としても6分台のペースです。でもこんなに前が詰まっているのに6分台で走れているのですから悪くはありません。自分にそう言い聞かせます。
1キロから2キロにかけては下りとなっています。そのため全体の流れも少し速くなり、ランナーの密度も多少ばらけてきました。おかげで時折穴を見つけて前に出ながら走るということも可能になってきました。
とはいえ、極端にペースが上がるというわけではありません。2キロ地点を通過するとき、タイムは13分台の前半(13分14秒)を示していました。この1キロは6分を切って(5分27秒)走れているようです。
ラップを取れない時計なので、こんな感じでペースを計算しなければなりません。計算できなくなるほど意識が遠のくようなら危険な兆候ですから、そんな目安とするにはこういうめんどくさい時計もいいかもしれません。
ハーフマラソンの後から他の種目はスタートします。その中には小学生駅伝もあります。以前、私がこの大会を走ったときは、その駅伝コースもハーフマラソンと同じコースを途中まで走っていました。そのため前のランナーを抜きながら、後ろからは猛スピードの子供たちにどんどん抜かれるという、ちょっと怖い思いもしました。
でも今は別のコースを走っているようです。おかげでそのストレスはなく、前のランナーを捉えることに専念できました。
3キロでは19分を切りました(18分49秒)。6分を切るペース(5分35秒)で走れているようです。非常にいいすべり出しです。スタートロスと最初の渋滞で借金を背負ったところからのスタートとなりましたが、前半の目標は借金を完済してスプリットタイムがキロ6分のペースになるようにすることとなりました。
ただしあまり早く借金を完済するのは危険です。オーバーペースになって足が残らなかったら大変ですから。焦らずゆっくり、自然体でこのペースを守りたいと思います。
やがてコースは旧胆振線跡地に設けられたサイクリングロードに入ります。コース幅が狭くなるため、やっとばらけて走りやすくなったのがまた窮屈になります。でも鉄道ファンである私には、このコースは大好きなコースでもあります。
4キロ地点は24分台の半ば(24分23秒)でした。目標スプリットにさらに近づき、ここも順調に5分台のペース(5分34秒)で走れているようです。
このあたりまで、心配していた足の出もスムーズです。ランを再開した後、なかなかフォームが固まらず、走ってみなければその日の調子がわからないという状態が続いています。フォームのバランスが悪いときは、足がまったく出ず上下動が激しくなり、無駄に足が疲労するということになります。
でも幸いなことに、この日はそうなりませんでした。悪いときは出だしからバラバラになってしまいますので、ここまで順調にこれたということはもう心配ありません。
やがて5キロ表示が見えてきました。5キロの通過は30分をちょっと超えたところです(30分04秒)。相変わらず順調に5分台をキープしています(5分41秒)。
5キロで借金をほぼ完済しました。ここからは貯金作りです。(つづく)
(1)セカンドビギナー、準備にまごつく
(2)セカンドビギナー、いろいろやらかす
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