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勝負する 気持ちになれた 伊達ハーフ〜第30回伊達ハーフマラソン完走記2 (2017-4-22 22:48:31)
(2)セカンドビギナー、いろいろやらかす
いよいよ大会当日の朝です。しかし会場まで近いことと、スタート時刻がちょっと遅めのため、のんびり出発できます。そのため目覚ましが鳴ってからも、しばらくは布団の中でもぞもぞしていました。
ようやく起き出して支度を始めますが、動き出しが遅かった分、予定よりも押してしまいました。それが失敗につながったのかもしれません。
8時半前には出ようと思っていたのに、家を出るときはすでに8時30分になっていました。それでもスタート時刻までは2時間以上あり、まだまだ余裕があります。そうして伊達を目指して走り始めました。
ところが10分近く走って大変なことに気がつきます。補給用にとわざわざ買っておいたバナナとゼリーを忘れてきました。さすがに戻るわけにもいきません。コンビニに寄って買うことにしました。ここではバナナとゼリーをまた買い、それでは足りないようにも思えたので大福まで買いました。さらにスポーツドリンクを買い、再び伊達を目指します。
伊達の市街地に到着したのは9時15分頃でした。看板の指示に従って駐車場を目指します。周りは大会に参加するランナーの車ばかりで、一斉に駐車場へと向かいます。
駐車場の係員の指示に従って車を置きます。そして荷物を持って車を降ります。車で行くのだから荷物が大きくなってもいいと思ってバッグをパンパンにしましたが、会場まで1キロ近い距離を歩かねばならないことが頭に入っていませんでした。
会場に到着すると大勢の人が詰めかけています。どこかにシートを敷いて陣取るつもりでいたのですが、すでに主だったところはシートが敷きつめられています。私が以前参加していた頃と比べると、参加者も倍近くに膨れ上がっていますから、無理もないことでしょう。それでもどうにか参加賞受け取り後にスポーツセンター2階の椅子席に空きを見つけて確保できました。
それから私は更衣室に行って着替えました。いつものウェアに身を包み、少しずつ大会の空気に馴染んできます。それから荷物の場所に戻り、補給食を用意します。ところがこのあたりになるとスタート前の緊張感も増してしまい、あまり空腹感がありません。バナナには手を出さず、ゼリーとスポーツドリンクだけを持っていくことにしました。
それから貴重品だけをリュックに入れて外に出ます。外には数々の屋台が出ていていい匂いをさせています。するとおなかが減ってきました。さらにリストバンドを付け忘れていることに気がつきました。
戻ってバナナを食べようか、リストバンドを取ってこようかと迷いましたが、混雑の中を戻るのは面倒でした。さらにもちの無料配布をしているテントを見つけ、迷わず並びます。ここでもちを補給したことで補給完了としました。
それから観光物産館に向かいました。奥さんは私の応援よりここがお目当てです。中でも楽しみにしていた完熟イチゴを真っ先に手にしました。その後も店内をゆっくり回りながら買い物を始めました。スタートまでの時間が30分を切り、私はリュックを奥さんに託し、観光物産館を後にしました。
ゆっくりスタート地点に向かおうとしたのですが、ここで突然尿意に襲われます。家を出てからコンビニで1度トイレに寄り、会場に着いてからも2度行ってます。だというのに……。考えてみると、大会当日はご法度としていたコーヒーをこの朝は飲んできました。そのカフェインの影響でしょうか。セカンドビギナー、そのことをすっかり忘れていました。
観光物産館に戻ってトイレを使いました。それからまたスタート地点を目指します。観光物産館を出てスポーツセンターの方へ向かいます。そこからスタートゲートへと向かいましたが、すでに大勢のランナーが並んでいます。今回はタイムを狙わないので、後方からスタートするつもりです。ですからそれは問題ありません。列の後ろに向かって歩いていきました。
スタートゲートよりもかなり後ろまで行くと、ようやく列に入れました。しかしそのあたりは「10km」という看板を持っている人よりも後ろになります。周りを見るとみんなハーフのナンバーカードをつけていますので問題なさそうです。
左横を見るとそこは観光物産館の入口でした。物産館を出てからぐるっと回ってここまで来ましたが、なんてことはない、物産館を出て最初からこちらに向かえばすぐに着いたのでした。ちゃんとそのあたりに位置関係がわかっていれば楽をできたのに……。
スマホはジョグノートアプリを起動しました。すでにGPS信号を拾っており、号砲とともにスタートボタンを押すだけです。途中のトンネルでGPS信号をロストする不安もありますが、そのときはそのときです。
時計を見るとあと2分でスタートです。いろいろありましたが、どうにかこうしてスタートラインに就きました。天気も今までに参加した伊達ハーフマラソンでは一番と言えそうです。楽しい1日になりそうだな。そう思いながら号砲を待ちました。(つづく)
(1)セカンドビギナー、準備にまごつく
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