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勝負する 気持ちになれた 伊達ハーフ〜第30回伊達ハーフマラソン完走記1 (2017-4-21 22:48:48)
(1)セカンドビギナー、準備にまごつく
今年の初戦は9年ぶりの参加となった伊達ハーフマラソンでした。
これまでも初戦としてこの大会を選んだことは何度かありました。しかしそのときは美瑛や帯広からの参加でした。伊達はあまりにも遠く、行って帰ってくるだけでも大変でした。そのため、この大会にはすっかり足が遠のいてしまいました。
ところが室蘭市民となった今、この大会への参戦は非常に楽になりました。車で30分あまりの距離ですから、朝は8時半に出ればゆうゆう間に合います。帰りもゆっくり昼食をとったとしても15時ころには帰宅できます。参加しない手はありません。
しかし問題は自分の体がもはやランナーの体ではなくなっていることです。度重なる故障から、冬季間のランオフを決断しました。そのため10月途中から2月一杯は一切走りませんでした。
エントリーするときも、そんな状態を考えて10キロにエントリーすればいいのに、ついついいつもの癖でハーフマラソンにエントリーしてしまいました。わずか1ヶ月でハーフマラソンを走れる体に戻るのか。そんな危機感からのスタートとなりました。
とりあえず、3月に入ってから練習を再開しました。しかしランナーとなってから初めてとも言える長期間のブランクの影響は大きく、最初のうちは数百メートルを走っただけで足が上がらなくなるという状態で、なかなか調子は戻ってきませんでした。
さらに異動を控えていたことに加えて年度末のためバタバタしており、平日にはなかなか走る時間を作れませんでした。そのため週末しか走れず、ランナーの体はなかなか取り戻せませんでした。
それでもなんとか毎週少しずつ走れる距離を延ばしていき、異動直前には15キロ走をこなすことができました。
走り始めたときに買って読んだ入門書の中に、「大会出場前に走る距離の7割に相当する距離を走れるようになっていれば、大会本番の距離を走ることができる」という記載がありました。そのため私はずっとこの「7割理論」を拠り所として練習プランをたててきました。15キロ走をできたことで、どうにかハーフマラソンを走れそうだという見通しがついてきました。
室蘭に異動してからも順調に走ることができました。住居のある東室蘭から室蘭までの往復約15キロを走ったり、約7キロの帰宅ランもしてみたり、引越し荷物を片づける合間を利用してトレーニングを続けました。
この大会は事前にナンバーカードを送ってくれます。ですからスタート時刻ギリギリに会場入りすることも可能です。でも9年前までの経験から、駐車場は早い時間から混み合います。それを考えると、遅い時間に行くなら公共交通機関を利用していく必要があります。
東室蘭から伊達紋別まで、特急を利用しても片道千円以内で行くことができます。駅から会場までは2キロ余りありますが、ウォーミングアップとしてちょうどいいかもしれません(帰りのことは考えていませんでした)。鉄道好きの私としては、これもいいかなあと思っていました。
ところが今回は奥さんも一緒に行くと言い出しました。新しくなった道の駅には立派な観光物産館ができていて、地元産の完熟イチゴも販売していると言うと興味を持ったようです。こうなると車での参加が現実的です。自家用車で行くことにしました。
大会前日の土曜日に、荷物の準備をします。昨年の北海道マラソン以来、久しぶりの大会出場となります。そのため何を用意すればいいのか、よくわかりません。とりあえず、ウェアとシューズだけは忘れないように入れます。雨が降る心配はなさそうですが、寒くても困るので防寒のためにジャージ上下を入れます。それからあれもこれも……と入れているうちに、バッグはパンパンになりました。
どうして日帰り参加なのにこんなに荷物が多いんだろう……。荷物の用意が下手なところまですっかりセカンドビギナーです。
そのほか、スタート前の補給食としてバナナとゼリーを購入してきました。スタートは10時50分と比較的遅く、ゴールは13時ころになる見込みです。朝食だけだとおなかが減ってしまいます。これで準備万端整いました。(つづく)
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