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秘境駅 小幌 (2017-4-14 22:24:45)
日本一の秘境駅といわれるJR室蘭本線小幌(こぼろ)駅。鉄道ファンとしては一度訪れてみたいと思っています。
この小幌駅が秘境駅といわれるゆえんは、駅の近くに民家も道路もないため、JRを利用しなければ行けない、というところにあります。そもそもなぜそのようなところに駅が必要なの?という疑問を持たれる方も多いと思いますが、もともとは信号場として設置され、それが駅に昇格したそうです。当時は単線であり、しかも蒸気機関車の時代だったため、トンネルとトンネルの間にあるこの地点に信号場ができました。それが複線化によって信号場の役割を終えたものの、仮乗降場として残り、JR化と同時に駅に昇格したそうです。(豊浦町HPより)
そんな秘境駅である小幌駅は、一部の鉄道ファンの間では人気のある駅でした。ところが2015年の7月に、同年10月を目処に小幌駅を廃止したいという意向がJR北海道より豊浦町に伝えられました。これに対して豊浦町からは存続を求め、全国の鉄道ファンからも廃止を惜しむ声が寄せられました。
その後、JR北海道と豊浦町の協議が続けられ、豊浦町が維持管理をすることを条件に、2016年度1年限りの存続が決定しました。さらにその後も協議が続けられ、今年の2月に1年の継続が決定しました。ですから来年の3月までは、小幌駅に行くことができます。
室蘭にいるからには今年のうちに行かない手はありません。そう思って早速検討を始めたのですが……これは思った以上にアクセスが大変そうです。
まず室蘭から小幌に行くには、以下のような方法があります。
東室蘭7時22分発 小幌8時38分着
東室蘭13時55分発 小幌15時13分着
東室蘭16時17分発 小幌17時39分着
東室蘭18時52分発 小幌20時04分着
これに対して帰りは、
小幌15時44分発 東室蘭16時55分着
小幌19時46分発 東室蘭21時05分着
これしかないんですね。
ただ駅に行くだけなら、15時13分着の列車で行って、15時44分発の列車で戻ればいいでしょう。でもどうせ行くなら、文太郎浜とか岩屋観音とかにも行ってみたいと思います。そうなると……。8時38分に着いて15時44分まで?いやいや、そんなに時間はつぶせません。じゃあ15時13分に着いて19時46分まで?いやいや、ここで暗くなるとさすがに怖いでしょう(笑)。簡単に行けないからこそ秘境なのですね。
一番現実的なのは、15時13分着の列車で小幌に行き、次の東室蘭発の列車で長万部に向かい(長万部17時56分着)、長万部18時08分発の北斗17号で東室蘭に帰る(19時04分着)というのが現実的な行程となりそうです。これなら小幌で2時間ちょっとありますから、どちらも回れそうですが……。
さすがは秘境駅小幌。室蘭からでも簡単に行けそうにありません。
ちなみにこの小幌駅を守るために、豊浦町ではふるさと納税も受け付けています。興味のある方はぜひどうぞ。
豊浦町ふるさと応援寄付金のお知らせ
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