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【ブルックナー5番の伝説的演奏】 (2017-2-19 0:03:18)
明日はシンフォニカの定期演奏会を聴きに行く。高関健 指揮のブルックナー第5番だ(前プロがあって、それはブラッハーの「パガニーニ〜」)。
さてブルックナーといえば、私の場合、何といっても朝比奈隆だ。朝比奈のブルックナーを聴こうと何度も大阪まで通った
(さすがにシカゴまでは行かなかったが)。朝比奈のブルックナーといえば、基本中の基本が、このジァンジァンの全集録音だろう。
第5番はこの全集の最後の収録、1978.1.25。私の13歳の誕生日だ(^^;)。13歳時は私はブルックナーは知らなかったし、
5番に初めて接したのは、カラヤンの1980年ライヴだった(FM)。
ジァンジァン全集のLPは限定1000セットで、かなり高価ながら入手するもCD化を望んでいた私にとって、この朗報は衝撃的だった。
この全集での最高演奏が第5番だと思う。非常に土臭い演奏でカラヤン・BPOと比べると当然ながら技量面、アンサンブル等、かなり劣る。
しかし、まだ日本においてブルックナーの演奏がそれほど多くない1970年代に、この大曲に挑む朝比奈・大阪フィルの演奏姿勢を思うと、胸が熱くなる。
私は朝比奈のブルックナー第5の演奏には何度か接したが、東京都交響楽団の演奏には出張で行けず、妻にチケットを譲った。
妻が座った席の数列後ろに天皇・皇后両陛下がお座りになったとのこと。
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