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  ホーム >> frunブログ集 >> 【荒川区民交響楽団 第23回定期演奏会を聴く】

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link 高橋のブログ 高橋のブログ (2024-5-17 13:00:02)

feed 【荒川区民交響楽団 第23回定期演奏会を聴く】 (2017-1-31 23:04:45)


このオケを聴くのは初めて。サンパール荒川も初訪問。

チケットは「ARK23」という図案でなかなか斬新。

開演前は団員数人がしばし外で整列補助するも、開場直前はスタッフ1人だけで対応。
来場者は結構年配の方が多かっただけに、もう数人は必要だった気もする。

ホールロビーでは開演前には有志メンバーによるミニコンサートが行われた。

リニューアルされ、ホール音響も改善されたと思うが、私は何せ初訪問なので、比較できず。
1F中央付近で鑑賞した。ホールの響きは若干弱いか。もう少し響いて欲しいなといったところ。


残念なのは、演奏中に出入りする客が少なくなかったこと。
市民オケ演奏会にて聴衆がトイレ等でやむなく演奏中にホールから出てしまうのは、仕方ないが、外から入ってくるのには参った。
ドア係がいなかったと思われる(無法地帯)。しかもしばらく客席を彷徨するのだから目障り甚だし。

また中央列に座っている方(招待客?)に対し、演奏中にドアを強く開けて、足音を立てて、「**さんが外でお呼びです」
のようなことを言いに来たスタッフ?がいた。オケのスタッフではないと思う。
その声が大きくて、呼ばれた側の客が「静かに!」とたしなめるほどだった。その客は静かに出て行った。

乳幼児も泣き出した。基本、客席が暗くなると不安になるのだ。やはり乳幼児には普通の演奏会は厳しいと思うのだが。
親がなかなか外に連れて行かないので参った。

そして、なんだかわからないが、着席するもレジ袋を持ったまま聴く年配の客があちこちにいた。
演奏中、ガサガサ音だ。床に置けばいいものを、手に持ったまま聴いていた。なにか意味があるのだろうか?
私もダンベル持って聴いてみようか?

あちこちでガサガサ、ゴソゴソ。私のすぐ後ろからも聞こえた。数回は我慢したが、もう限界だ。
すると、私と同時に隣の女性も振り返って、にらんでいた。

演奏に集中出来ないなぁ、私が過敏なのだろうか。もっと寛容な心で..と思うも、
今度は数列前のおばあちゃんが、ゴソゴソして何かを取り出した。つい凝視してしまった。

飴ちゃんか?と思ったが、そうではなく薬だ!!あのプチッてやって取り出すタイプの錠剤2つ。
病院でもらうようなもの。

それで、そのプチ!が、おばあちゃん、なかなか出来ない。ドヴォルザークのチェロ協奏曲の第2楽章途中でだ。
ここで「あっ、お昼の薬、飲んでなかった!」と、気づいたのだろうか?何か曲にそういう力があるのだろうか?

もう私が取り出してあげようか!と思ったほど。ようやく取り出して、水筒を出して飲んでいた。

とどめはブラームス交響曲第1番、第4楽章のホルンの雄叫び近辺で、下品極まりないクシャミが後方から鳴り響いた!!
想像してみて欲しい。あの神々しい場面で、「ヘーックション!!」(>.<)。

ハンカチで押さえようもしない強烈なクシャミだ!飛沫は42.195km先まで行ったような気がする。

まぁ、そんなこんなで残念ながら集中出来ないまま、鑑賞を終えてしまった。

ただ、聴いた範囲での感想は、オケの能力はなかなか厳しいかなという印象であった。
勿論、市民オケだから、いろいろと大変な部分もある。しかし入場料は1000円だ(私は招待券で鑑賞したけど)。

特に一部の管楽器パートは勝手に緩急をつけるものだから、全体と合わず、非常に不安定な音楽を奏でる場面があった。
指揮者の手が10本あっても大変だったかもしれない。

金管ではトランペットの音色が厳しかった。音色から判断するに、マウスピースを強めに当てて強奏しているような印象。
力で吹く!という印象。それで外す。もっと脱力する等、吹き方を変えた方がいいように思えた。
コンチェルトでもブラ1でも常に前面に出て音を出していたので、もしかしたら全体を聴くというスタイルが
この奏者達の中でまだ構築されていないのかもしれない。

例えば第4楽章の有名な弦主題の裏でトランペットが単発音などを出すわけだが、それがペッ、ペッ!と
目立って聞こえていて残念。もっとソフトないたわりのある音色が欲しかった。

ホルンも上手だったのは1人だけ(ブラ1の1st)。ファゴット、フルートも厳しかった。

ただ、ティンパニのラストの強打はとても良かった。

ドヴォルザークのコンチェルトのソリストの演奏だが、私には残念ながら心地よく響かなかった。
ソリストに対しては音程も含めて、非常に細かく聴いてしまう。
まして音大卒の方だ。音程が全体に明らかにおかしかった。とにかくまずは音程だ!

同じような箇所を続けてミスをしたり、難箇所は音量を弱めて何となくごまかしているようなそんな印象も持った。
なにより、堂々とした演奏ではなく、音量の幅も極めて狭かった。もっとホール全体を包み込むような、
そういう力強い元気なドヴォルザークを聴きたかったのだが残念。
第3楽章後半のコンミスとの「会話」も、今ひとつ愛を感じず。逆にここはヴァイオリンの音色に押されていた。

私の思うドヴォルザークはこうなのだ!!というメッセージが聞こえてこなかった。

宮田大さん等の演奏と比較しては可哀想なのだが。

ちなみに私の隣で聴いていた女性は、少女と一緒に聴きに来ていた。
親子で楽しみにしていたようだが、ソリストの技量が今一歩でがっかりされていた。



最後に..。サンパール荒川の開演5分前チャイム音はちょっと閉口。電子音楽による鐘を模倣した連打音だ。
オーケストラ演奏会の前に、あんな安っぽい音を聴かされると心が萎えてしまう。
ホールはゲームセンターではないのだ。あれなら単なるブザー音の方が遙かにマシだ。


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