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二人目は難産 (2016-12-10 6:54:16)
2016年12月7日深夜、相方が、何となく痛みが周期的に来ると言い始めた。当人も陣痛とまでは認識していないようだったが、かかりつけの助産師に連絡すると、すぐ病院へ行きましょう、ということで、寝ていた息子ももろともに連れて産婦人科へ車で向かった。
診てもらうと、もう産まれてくるということで分娩室にスタンバイ。前回のお産とは違って、今回は助産師が基本的にサポートして、何か問題があったときだけ産婦人科医にお出ましいただくという体制になっている。子宮口は順調に開いており、定期的に訪れる陣痛もそんなに痛いと感じない(相方談)とのことで、5時ごろには出産かなとの見立て。経産婦ということもあり、今回も楽勝だろうと、この時は楽観していた。
ところが、終盤になって徐々に目算が狂い始める。どうやら一番狭いところを頭が通る段階で、停滞しているらしかった。出産予想時刻はとっくに過ぎた。すまぬ、頭のデカいのは父ちゃんの遺伝だ。そのうち陣痛も弱くなって押し出す力が足りないため、7時ごろから陣痛促進剤を点滴で投与しはじめる。一緒に起きて待っていた息子も、ついに力尽きて寝入ってしまった。
そこからも長かった。朝食のパンを買いに走り、休憩を取りつつ進展を待つ。上半身を起き上がる体勢にしたり、横を向いたり、ちょっとでも陣痛を強くできる方法をいろいろ探す。幸いなことに、モニターしている胎児の心拍数は、いきむことで一時的に低下してもすぐに回復してくる。丈夫な子だと助産師も感心。こいつはマラソンランナーになっても強いかもしれない。
再び息子が起きてきたが、あやすにも限界があったので、部屋を出て産院のキッズスペースで一緒に遊んでやりながらその時を待つ。10時ごろになって、もうすぐ産まれるとの知らせを受け、分娩室に戻るも、相方は痛いと絶叫するかなり凄惨な状況。息子は耐えられなかったようで、また二人して部屋を出る。そして、産まれましたとの連絡を受けてからようやく部屋に戻った。
12月8日10時43分、第二子誕生。3060グラム、男児。10時間を超える大苦戦となったが、母子ともに正常。息子は弟ができ、お兄ちゃんになった。
二人目以降の出産は楽、と一般的には言われているが全く違った。まあ、前回に比べて、運動不足、体力の低下といった要素があったかもしれないが、とかく出産育児はケース・バイ・ケースの塊でマニュアルがあてにならない。
ともあれ、無事に生まれてきて一安心。ただし、この子が成人するときは自分はとっくに還暦越え。ここから先もまた長い苦難の道のりである。お互い、がんばろうな。
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