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今日は心が平穏な日 (2016-10-28 23:15:58)
今日はプロ野球日本シリーズも移動日ということで、平穏な夜を迎えられました(笑)。
我々ファイターズファンとしては、悪夢のような連敗スタートでしたが、札幌ドームでは3連勝をして王手をかけることができました。
しかしこの3戦、どれひとつとっても楽な試合はありませんでしたね。どうして勝ったのかよくわからない展開もあって、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉が理解できます。ちょっとした流れの変化、采配の綻び、そしてミス。それが勝敗を分けているように思えます。
ファイターズとしては第1戦からずっとタイムリー不足に苦しんでいますが、第3戦ではようやくタイムリーも飛び出し(これもカープのミスと言えないこともありませんが)、第5戦では犠牲フライも飛び出しました(イチかバチかの走塁でしたが)。でもそれ以外はホームランとエラーでしか得点できていないという、見ていて胃の痛くなる展開です。
今日の新聞などを見ると、過去の成績から優勝確率がいろいろ出ています。今日は試合がないのでそういうことをいろいろ考えるのも楽しいかもしれません。
そこで私も、まず前身の東映フライヤーズ時代も含めて過去のファイターズの日本シリーズでの成績を見てみました。
1962 東映 ●●△○○○○ 阪神
1981 日本ハム ○●○●●● 巨人
2006 北海道日本ハム ●○○○○ 中日
2007 北海道日本ハム ○●●●● 中日
2009 北海道日本ハム ●○●○●● 巨人
2012 北海道日本ハム ●●○○●● 巨人
2016 北海道日本ハム ●●○○○ 広島
全成績 18勝21敗1分(.462)
ホーム 13勝6敗1分(.684)
ビジター 5勝15敗(.250)
ということで、今回で7回目のシリーズ出場となるファイターズですが、シリーズの成績は2勝4敗と振るいません。2007年から3連敗中です。2003年以降のシリーズで、パリーグのチームが負けたというのはファイターズだけです。ちょっとシリーズとの相性はよくないんですよね。
ただし、敗れた4回はいずれも1〜2勝止まりでした。3勝した年はいずれも日本一になっています。ということで、これは嬉しいデータですね(笑)。
でもやっぱり心配なのはマツダスタジアムの雰囲気ですね。テレビで見ても、あの雰囲気の中で試合をするのは大変なことと思います。これまでのビジターでの勝率を見ても2割5分ですからね。現在はビジターで6連敗中ですし。これは不安なデータです。
まあこうしたデータは別にしても、王手をかけたことと残り2戦がビジターであることを考えると、これでようやく五分五分になったということかもしれません。ここまではファイターズらしい攻撃が見られていませんが、繋がりだしたらとまらないというあの勢いを広島で見せてほしいですね。
さて、第6戦の先発は大谷だと思ってました。もしも負けたら第7戦で3番ライト大谷も見られるんじゃないかと。
ところが第6戦は順番を変えて増井と発表されました。ということは、大谷は第7戦で黒田と対決ですか。
増井が先発ということは、リードして9回を迎えたときにクローザーとして大谷が登板するという可能性もありそうですね。不安な抑えに大谷を回すことで、リリーフ陣を磐石にするという考えかもしれません。大谷を出す展開じゃなければ第7戦の先発に使えばいいのだし。先に王手をかけたから使える策ですね。
さて札幌ドームでのホーム3戦のうち2戦がサヨナラ勝ちでした。しかもそのうちのひとつはサヨナラ満塁ホームランという劇的勝利です。この勢いなら行けるはずです。
そう思って過去のシリーズを見てみると、1983年のライオンズ対ジャイアンツは、1勝1敗から後楽園に移り3戦のうち2戦がジャイアンツのサヨナラ勝ちで、ジャイアンツの王手で所沢に移動します。ところが第6戦はジャイアンツリードで9回裏を迎えたのに追いつかれ、10回にサヨナラ負けを喫すると、第7戦も逆転負けして日本一を逃します。
嫌なデータだな……。
昨日のサヨナラ満塁ホームランは史上2度目とのことでしたが、1本目が出たのは1992年のライオンズ対スワローズでした。第1戦でスワローズの杉浦が代打サヨナラ満塁ホームランを放ち勝利します。ところがそこからライオンズは3連勝をして王手をかけます
。しかしスワローズも第5戦を取り、第6戦も秦のサヨナラホームランで逆王手をかけます。しかし第7戦は延長10回にライオンズに決勝点を奪われて敗退します。
あれっ?どっちもサヨナラ勝ち2回のチームが負けてるよ。いやいや、サヨナラ勝ちを2回もしたら勢いに乗るはずだし、優勝しているチームもあるはずだよ、と思って探したら、なんと2003年のホークス対タイガースではタイガースが2回サヨナラ勝ちしてるけど負けてるし。これまでサヨナラ勝ちを2回している3チームは、いずれも負けてるんですね。
このデータのことは忘れます。
蛇足ながらデータをもうひとつ。ここまでの5戦はすべてホームチームが勝ち、いわば内弁慶シリーズの様相を呈しています。これは2003年のホークス対タイガースがそうだったのですね。今年と同じように王手をかけられたホークスが、ホーム2連勝を飾って全7戦がホームチームの勝ちとなりました。サヨナラ勝ち2回のデータといい、この年のタイガースとまったく同じじゃないですか!またも嫌なデータだ。
じゃあ逆のケースはないかと探してみたところありましたよ、やっと。1979年、奇しくもカープがシリーズ初優勝の年です。第6戦まですべてホームチームが勝って迎えた第7戦。4対3とカープ1点リードで迎えた9回裏。バファローズはノーアウト満塁と絶好のチャンスを迎えるも無得点に終わってしまった、いわゆる「江夏の21球」のドラマが誕生した年です。
そんな劇的な場面はいらないので、どうかすんなりとひとつ勝ってください。もう私の胃は限界に達しています。
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我々ファイターズファンとしては、悪夢のような連敗スタートでしたが、札幌ドームでは3連勝をして王手をかけることができました。
しかしこの3戦、どれひとつとっても楽な試合はありませんでしたね。どうして勝ったのかよくわからない展開もあって、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」という言葉が理解できます。ちょっとした流れの変化、采配の綻び、そしてミス。それが勝敗を分けているように思えます。
ファイターズとしては第1戦からずっとタイムリー不足に苦しんでいますが、第3戦ではようやくタイムリーも飛び出し(これもカープのミスと言えないこともありませんが)、第5戦では犠牲フライも飛び出しました(イチかバチかの走塁でしたが)。でもそれ以外はホームランとエラーでしか得点できていないという、見ていて胃の痛くなる展開です。
今日の新聞などを見ると、過去の成績から優勝確率がいろいろ出ています。今日は試合がないのでそういうことをいろいろ考えるのも楽しいかもしれません。
そこで私も、まず前身の東映フライヤーズ時代も含めて過去のファイターズの日本シリーズでの成績を見てみました。
1962 東映 ●●△○○○○ 阪神
1981 日本ハム ○●○●●● 巨人
2006 北海道日本ハム ●○○○○ 中日
2007 北海道日本ハム ○●●●● 中日
2009 北海道日本ハム ●○●○●● 巨人
2012 北海道日本ハム ●●○○●● 巨人
2016 北海道日本ハム ●●○○○ 広島
全成績 18勝21敗1分(.462)
ホーム 13勝6敗1分(.684)
ビジター 5勝15敗(.250)
ということで、今回で7回目のシリーズ出場となるファイターズですが、シリーズの成績は2勝4敗と振るいません。2007年から3連敗中です。2003年以降のシリーズで、パリーグのチームが負けたというのはファイターズだけです。ちょっとシリーズとの相性はよくないんですよね。
ただし、敗れた4回はいずれも1〜2勝止まりでした。3勝した年はいずれも日本一になっています。ということで、これは嬉しいデータですね(笑)。
でもやっぱり心配なのはマツダスタジアムの雰囲気ですね。テレビで見ても、あの雰囲気の中で試合をするのは大変なことと思います。これまでのビジターでの勝率を見ても2割5分ですからね。現在はビジターで6連敗中ですし。これは不安なデータです。
まあこうしたデータは別にしても、王手をかけたことと残り2戦がビジターであることを考えると、これでようやく五分五分になったということかもしれません。ここまではファイターズらしい攻撃が見られていませんが、繋がりだしたらとまらないというあの勢いを広島で見せてほしいですね。
さて、第6戦の先発は大谷だと思ってました。もしも負けたら第7戦で3番ライト大谷も見られるんじゃないかと。
ところが第6戦は順番を変えて増井と発表されました。ということは、大谷は第7戦で黒田と対決ですか。
増井が先発ということは、リードして9回を迎えたときにクローザーとして大谷が登板するという可能性もありそうですね。不安な抑えに大谷を回すことで、リリーフ陣を磐石にするという考えかもしれません。大谷を出す展開じゃなければ第7戦の先発に使えばいいのだし。先に王手をかけたから使える策ですね。
さて札幌ドームでのホーム3戦のうち2戦がサヨナラ勝ちでした。しかもそのうちのひとつはサヨナラ満塁ホームランという劇的勝利です。この勢いなら行けるはずです。
そう思って過去のシリーズを見てみると、1983年のライオンズ対ジャイアンツは、1勝1敗から後楽園に移り3戦のうち2戦がジャイアンツのサヨナラ勝ちで、ジャイアンツの王手で所沢に移動します。ところが第6戦はジャイアンツリードで9回裏を迎えたのに追いつかれ、10回にサヨナラ負けを喫すると、第7戦も逆転負けして日本一を逃します。
嫌なデータだな……。
昨日のサヨナラ満塁ホームランは史上2度目とのことでしたが、1本目が出たのは1992年のライオンズ対スワローズでした。第1戦でスワローズの杉浦が代打サヨナラ満塁ホームランを放ち勝利します。ところがそこからライオンズは3連勝をして王手をかけます
。しかしスワローズも第5戦を取り、第6戦も秦のサヨナラホームランで逆王手をかけます。しかし第7戦は延長10回にライオンズに決勝点を奪われて敗退します。
あれっ?どっちもサヨナラ勝ち2回のチームが負けてるよ。いやいや、サヨナラ勝ちを2回もしたら勢いに乗るはずだし、優勝しているチームもあるはずだよ、と思って探したら、なんと2003年のホークス対タイガースではタイガースが2回サヨナラ勝ちしてるけど負けてるし。これまでサヨナラ勝ちを2回している3チームは、いずれも負けてるんですね。
このデータのことは忘れます。
蛇足ながらデータをもうひとつ。ここまでの5戦はすべてホームチームが勝ち、いわば内弁慶シリーズの様相を呈しています。これは2003年のホークス対タイガースがそうだったのですね。今年と同じように王手をかけられたホークスが、ホーム2連勝を飾って全7戦がホームチームの勝ちとなりました。サヨナラ勝ち2回のデータといい、この年のタイガースとまったく同じじゃないですか!またも嫌なデータだ。
じゃあ逆のケースはないかと探してみたところありましたよ、やっと。1979年、奇しくもカープがシリーズ初優勝の年です。第6戦まですべてホームチームが勝って迎えた第7戦。4対3とカープ1点リードで迎えた9回裏。バファローズはノーアウト満塁と絶好のチャンスを迎えるも無得点に終わってしまった、いわゆる「江夏の21球」のドラマが誕生した年です。
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