今日は風邪をこじらせて体調が悪かったのですが、おかげで日本シリーズ第5戦をテレビ観戦できました。いや〜、それにしても、素晴らしい試合でしたね。

　CSで初回に打たれ、逆転勝ちでシリーズ出場を決めたあと泣いていた加藤の先発。それがいい経験になってやってくれると思っていましたが……。初回に1点をとられ、2回もノーアウト2、3塁という大ピンチ。でもここでショートゴロのとき3塁ランナーがホームに突入しなかったということが大きく影響したように思います。

　第3戦の大谷がサヨナラヒットを打った場面で前進守備を取らなかったこととか、ゴロGOの場面で突っ込めなかったこととか、こうした小さなミスがあとあとまで響きますね、こういう競った試合では。

　それからワンアウト満塁となった場面でメンドーサに早めの継投をした采配もズバリ当たりました。これで追加点を許さなかったことが大きな勝因の1つでしょう。

　ファイターズは相変わらずチャンスを作っても点が取れません。ようやく7回に犠牲フライで1点を取りました。でもこれは浅いフライだったから、ギャンブルスタートでしたね。返球が逸れたおかげでセーフとなりました。

　ただここまで、外野フライでも1点という場面で、1本も犠牲フライが出ていなかったんですよね。そしてチャンスを逃すという場面が続いていましたから、私はこのイチかバチかのスタートはありと思ってこの場面を見ていました。犠牲フライで得点できたというのは大きいと思います。

　最終回の攻防も見ごたえありました。9回表のカープの攻撃も、バースの最後の球は本当にきわどかったですね。そして9回裏の中島の内野安打もきわどいタイミングでした。

　続く岡へのデッドボール。あそこで一触即発の雰囲気になりましたが、あれで札幌ドーム内のボルテージも一気に高まったのではないでしょうか。テレビを見ていてもそれを感じました。

　そんな波にのまれたのか、中崎が西川に投じた2球目は甘い球でしたね。それをしっかりとらえた西川も、見事でした。

　これで王手をかけたファイターズですが、明後日からはまた広島です。テレビで見ていても、球場の雰囲気がすごいですからね。シリーズに入ってからホームラン以外ではなかなか点を取れないファイターズ打線。第6戦は大谷先発でしょうね。ロースコアの争いになると思いますが、今度こそ彼らしいピッチングをしてほしいと思います。


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