私のふるさと美瑛町。20年ほど前に自宅を建設し、いまは放置しておりますが、定年退職後はリフォームをしてここで余生を過ごすつもりでおります。

　ところが先日からの大雨3連発で、美瑛町には大きな被害が出てしまいました。美瑛川の水位が上がり、我が家の近くのアンダーパスは完全に水没するなど、非常に心配な状況が続いていました。開発局のポンプ車も出動して排水を行い、今はアンダーパスの浸水も解消したようです。

　その雨が去り、美瑛川の水位も下がり、ひと安心していました。でもこの雨がもたらした爪痕は大きな傷を残しています。

　美瑛の美しい景観のファンであるという方は全国に大勢おられますが、そんな皆さんに大きなショックを与えてしまいそうなのが、『青い池』が被災したことだと思います。某テレビ番組で紹介されたことがきっかけとなって全国的に知られるようになり、いまでは観光シーズンともなると大渋滞を引き起こすほどの観光スポットとなった『青い池』。今回の雨で被災して立ち入り禁止となってしまいました。さらにその姿は……。



　無残な泥水となっています。

　池の水をせき止めている護岸や遊歩道が壊れているため復旧工事が必要で、応急措置を施して秋の行楽シーズンには一部を公開したいということです。通常は深いところで約2メートルある水位が1メートルほど下がっているということで、あの青さが蘇るのか心配です。



　でも美瑛町民にとっては青い池どころではないという状況が続いています。その雨の影響で通行止めになっている町道は数知れず、さらに白金にある水道の送水管が破損したため、通常の水圧を下げて水道水の供給を行っているということです。そのため水が出にくい状態となっているということで、生活にも大きな影響が出ています。自衛隊や開発局の給水車が出ているとのことですが、1日も早い復旧が待たれますね。

　実家に連絡したところ、飲み水はなんとかなっているけど風呂と洗濯に困るとか。傘寿を迎えた父と喜寿を超えた母。しかも父は手術を受けて退院してからまだ2ヶ月も経っていません。老夫婦だけじゃこういうときは大変だよなあ。

　今のところ水道からちょろちょろと出る水だけでなんとかやってるみたいだけど、いつでもヘルプに行けるような心構えでいなきゃ。


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