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現状の 力出し切る 全力走〜北ガスグループ6時間リレーマラソンin札幌ドーム2016完走記6 (2016-7-25 21:18:52)
(6)笑顔の4周目
てるきちさんから4度目のタスキを受けました。スタートから4時間1分。残り時間は2時間を切ります。この周回を含めて私の出番はあと2回でしょう。残り2周というのは、体力的にもかなり厳しくなってきたように思えます。
走り出してすぐに感じたことですが、体はますます動かなくなっています。3周回目までの走りをここで再現することは不可能だとすぐに悟りました。
悲しいかな、これが今の実力です。そのことを理解したうえで作戦をたてなければなりません。
とりあえず、この周回はこのまま流すことにしました。もうキロ6分でもやむをえません。ただし遅いなりにもしっかり走り、最後の周回ではふたたび復活できるように整えていきましょう。
ペースが上がらないとなるとともすれば走りそのものが雑になってしまいます。だからそうなることのないように、しっかりと目的意識を持って走れるようにと気持ちを切り替えて走りました。
「そうだ、笑わなきゃ」
Let's Run with a Smile!
私の座右の銘です。でも近頃ではすっかり忘れていました。長いブランクを経て再びセカンドビギナーとして走り始めた私ですが、走り始めるとすぐに足も呼吸も苦しくなります。そのためしかめっつらに終始することが多くなっていました。
この日も同じです。1周回目も2周回目も3周回目も、いずれも必死で走っていました。笑顔で走るような気持ちの余裕はありませんでした。
でもこの周回は無理ないペースで走ることにしました。ですからしかめっつらじゃなくても走れます。私はおそるおそる笑顔を作りました。
以前は自然と出ていた笑顔ですが、しばらく忘れていたためなんだかしっくりしません。傍から見たら引きつった笑顔だろうなあ……。それどころか笑顔に見えないかもしれないなあ……。そんなふうに自分の顔を想像すると、なんだかおかしくなってきました。
給水所ではまだメロンモナカがありました。私はひとつ受け取って、カップの中のモナカをつまみました。すると中のアイスがポタポタッと垂れてしまいます。さすがにもう融けてしまって限界のようです。慌てて口の中に放り込みました。
ドームに向かう狭い道は左側のレーンを走ります。この頃になると42.195キロの部に参加しているチームは続々とゴールをしています。コースの密度も少し少なくなってきています。
ただし私の足はかなり弱ってきています。この前の周回でなんでもないところで躓いて転びそうになっていますから、そのようなことのないように足元には細心の注意を払います。
この周回は遅いなりにしっかり走る。そういう方針で走っていますから、アリーナに入ってからもスパートはしません。同じ足取りでゆっくりゆっくり走り、キジムナーRCさんにタスキを繋ぎました。
結局この周回は11分36秒で走りました。あれだけゆっくり走ってもキロ6分を切るペースで走れたことに私はちょっと気をよくしました。そしてなにより笑顔で走れたことに爽快感を感じました。
その後もタスキは繋がっていきます。
25周 キジムナーRC 9分29秒
26周 さちこ 11分50秒
27周 daro 10分27秒
28周 フリージア 11分24秒
29周 てるきち 10分27秒
そしていよいよ5周回目が回ってきました。(つづく)
(1)忘れ物
(2)走り出す
(3)上出来の1周目
(4)ご褒ビの2周目
(5)撮影の3周目
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