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現状の 力出し切る 全力走〜北ガスグループ6時間リレーマラソンin札幌ドーム2016完走記3 (2016-7-14 22:31:03)
(3)上出来の1周目
タスキを受け取ってスタートしました。このタスキというやつは不思議な魔力を持っています。「抑えて走ろう」と思っていても、タスキをかけると思った以上にアドレナリンが分泌されてしまうのか、オーバーペースで入ってしまいます。そしてまもなく後悔に見舞われます。でも他のメンバーに迷惑をかけたくないという気持ちが働いて、いつもよりも速いラップを刻むことができます。
でも今回は違いました。アドレナリンがどんなに分泌されようと、速く走る自信がまったくありません。いい気になって速く走ると2キロ走ることもできないだろうことははっきりとわかっています。そうなると他のメンバーにかえって迷惑をかけてしまいます。ですからしっかりと抑えて走り始めました。
タスキを受け取って走り始めると、他のチームのランナーに次々と抜かれていきます。でもそれに刺激されることもなく、マイペースを守って走ります。目標はキロ6分ペースです。飛ばす必要はありません。
ドームから外に出て、ホバリングサッカーステージの横を通り、最初にして最大の難関であるトンネルに飛び込みます。傾斜7度のこの坂は、オーバーペースで入ったときに最初に後悔をする場所です。でも今回は落ち着いてゆっくりゆっくり上っていきました。
上りきるとかなり息が切れています。しかしどうにか走り続けることができました。呼吸を整えながら、ゆっくりと走り続けました。
コースの脇には応援の人も大勢います。あまり情けない姿を見せないようにと思いながらゆっくり走りました。
中間点の手前にエイドがあります。わずか2キロですからいつもならば補給の必要はありません。ですが今回はエイドで配られている食べ物の中に、セイコーマートの北海道牛乳モナカ赤肉メロンがあります。これ、大好きなんです(笑)。小さなプラカップに1片ずつ入れて配られています。私はこれを受け取って口の中に放り込み、プラカップはゴミ箱に捨てました。
後半はコース幅が狭くなります。遅いランナーは左側ということで、私は左端をちょろちょろと走ります。私より遅いランナーがいたときは、後ろから追い越そうとしているランナーのいないことを確かめて追い越して左側の走路に戻ります。とにかく速く走るよりもいちばん楽に走れるペースを守ることを心がけました。
後半は木道の部分もあります。雨になるとここが滑ると思いましたが、幸いにも雨は上がりましたので、木道も滑るほどには濡れていませんでした。
狭い道の区間を終えるといよいよドームです。アリーナへ向かう通路を走り、カメラの前で手を振りながら走ります。そしてアリーナ内に入ってからペースを上げました。最後くらいは軽快に走ろうという見栄です(笑)。そして無事にキジムナーRCさんへタスキをつなぎました。
最後にスパートをした分消耗してしまいましたが、まだ余力を残して走り終えることができたようです。
呼吸を整えながらスタンド席に戻ります。そしてタイムを確認すると10分44秒でした。目標の12分より1分以上も速く走れました。これは上出来です。あわよくばキロ6分を切って11分台で走れないかと思っていましたが、今の私が10分台で走れるとは思っていませんでした。おかげでちょっと自信がつきました。
6名が1周ずつ走ってタイムは1時間02分49秒ですこのペースならば、6周目は私まで回ってきそうにありません。ホッと一安心です(笑)。5周を走りきることを目標にペース配分をすることにしました。
それぞれ2周回目も順調にタスキは繋がっていきます。まだみんなペースが落ちるような様子はありません。
7周 キジムナーRC 9分19秒
8周 さちこ 11分25秒
9周 daro 10分01秒
10周 フリージア 11分21秒
11周 てるきち 10分24秒
誰一人としてブレーキになることなく順調に周回を重ね、私も二度目の出番がやってきました。このとき、私は自分がしっかりと走れるようにと、目の前にニンジンをぶら下げて走ることにしたのです。(つづく)
(1)忘れ物
(2)走り出す
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