メインメニュー
frunデータベース
サイト情報
サイト運営者
ユーザ登録数:1009名
  ホーム >> frunブログ集 >> 熊本震災支援業務を振り返る(4)

frunブログ集

  メイン  |  簡易ヘッドライン  

link くりりんの問わず語り くりりんの問わず語り (2019-2-16 23:00:01)

feed 熊本震災支援業務を振り返る(4) (2016-6-24 6:15:51)

160508_3
災害避難とアウトドアとの親和性について。

今現在はもう撤収されてしまったが、支援に向かった当時は、避難所の隣の陸上競技場内にテント村が設営されていた。これは行政の公式なものではなく、アルピニストの野口氏らがいわば勝手連的に立ち上げたものだ。このテント村設置は、野口氏の呼びかけと、その支援を申し出た岡山県・総社市長との連携により、恐るべきスピードで出来上がった。余談にはなるが、野口氏、総社市長の片岡氏、またこれとは別に迅速で鮮やかな震災支援を行った福岡市長の高島氏などは、先の記事で触れた、宇宙飛行士の高い危機対処能力と同等のスキルを持っているなと感じた。まあ、エベレストに登るのも、宇宙へ行くのと似たようなものだから、当然と言えば当然なのかもしれない。

さて、今回の熊本震災に限らず、東日本大震災をはじめその他の災害でも問題となった、避難者の車中泊だが、テント泊にすることでQOLは劇的に向上する。やはり、足を存分に伸ばせ、(シートよりは)広い平面に横になれるのは睡眠の快適さが格段に違う。避難所に全ての避難者を収容しきれないのが現実である以上、もっとテント泊を積極的に取り入れてもいいのではなかろうか。

さらに言えば、一家に一張りはテントを常備、万が一震災等で家が潰れた、あるいは潰れないまでも怖くて家では寝られない、という場合に、家の前の駐車場でテント泊ができることを普及させれば、避難所の混雑緩和にも役立つだろう。

160513_2ここで若干問題となるのは、災害用の備えというものは往々にして普段使われず、いざというとき使えないことがしばしばあるということである。テントも普段から使えるようにしておかなければならない。その答えは簡単だ。アウトドアを趣味にすればよいのである。

思うに、アウトドアでは、外部電源もなく、都市ガスもなく、水道もない状態で寝起きと飲食をする。これはまさに災害時の状態と非常に似ている。その意味では、自動車も、外部電源等に頼らず独立して稼働する道具であるため、災害時に「救命ボート」として使われたのもこれと同様だろう。最近ではオートキャンプ場も普及しているので、車+テントという宿泊方法に習熟すれば、いざというときもとても役立つであろう。

避難訓練はつまらないことが多いが、アウトドアで泊まりに行くのも訓練と位置付ければ、こんなに楽しい訓練はない。早くうちもテント買わねば。



execution time : 0.025 sec
ログイン
ユーザ名 または e-mail:

パスワード:

ユーザ名とパスワードを記憶

パスワード紛失

新規登録

ホーム -  frunからのお知らせ -  frun談話室 -  frunカレンダー -  当サイトについて -  お問い合わせ
Powered by XOOPS Cube 2.0 ©2005-2006 The XOOPS Project
Theme Designed by OCEAN-NET