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日本経済新聞で連載中の【体験学「私のアマオケ探して」】 (2016-6-9 7:53:15)
第3回まで読んだ。日経のサイトでも読めるが、記事は会員でないと全文は読めない。
図書館等でぜひ!いや、買って読むのが基本か。
日経電子版を担当している方がアマオケに入り奮闘する様子を書いているわけだが、
どうも違和感というか、憤りを感じる。同じような想いを持つ方はかなりいるようだ。
この方は学生時代にクラリネットをやっていた。あるきっかけで数十年ぶりに音楽活動をしようと
近くのアマオケに入ろうとする。しかしオーディションで不合格。
ネットでいろいろと探すと「弦楽器は募集」と知り、今まで全く弾いたことがないヴァイオリンで
違うオケに入ろうとする。
音楽教室に通うところは、本気さを感じたのだが、連載記事を読むと
「練習曲ってコンサートでは演奏しないでしょ、成果が出るの?」
と思い、名曲で練習という無謀な方法を選択し始める。この方はクラリネットの時も
そのような練習だったのか?
教室でヴァイオリンを指導した先生は、これについて何か良きアドヴァイスは
してくれなかったのだろうか?
そして先述したオケとは違うオケに見事入団(オーディションは無かった様子)。
いきなりブラームス交響曲第1番だ。
練習するも、間に合わず(まぁ、そりゃそうだ)、演奏会直前に退団。
この退団理由なのだが、技量不足は仕方ないが、土日の午後に合奏練習は、自身の仕事上、
難しいからということも挙げている。
後者は入団時にわかっていることではないだろうか?オケ側としては、変な初心者が入ってきて、
演奏会直前に辞めていくというのは、単にかき回されただけ!という状況だったと思う。
コンサート負担代金は払ったのか?
もし直前退団ならこの方は返金要求など出来ないと思うが。スタッフにいろいろと迷惑をかける。
次に今度は自分の仕事に差し支えない、平日午後に練習があるアマオケに入団する。
平日夜ならばわかるが、平日の午後(昼間)に練習があるオケがあるとは驚いた。
そこで今度はヴィオラを勧められる。
更には
「自分で楽団を作ってみたい」「小さい室内楽なら何とかならないかな」
とまで書き出した(^^;。
いやはや、何と言っていいのか困るほどの連載記事だ。
弦楽器初心者OKというアマオケは確かに存在するが、そこで活動していくためには、
自身で相当な努力が必要だろう。大学オケの中にも弦に関しては初心者OKというところはある。
自身でレッスンに通い、授業を休んで(^^;、部室で先輩からアドヴァイスをもらったりして
毎日技量アップに取り組み、4年後の卒業時には、それなりに弾けるようになる方もいる。
しかし、今回の方はまだ楽器を持ち始めたばかりしかも社会人だ。毎日練習は不可能だろう。
私にはオーケストラ活動をしていることを周辺の人々に自慢したくて、始めたのかな?
とさえ思ってしまう。私って凄いでしょ!!という感じ。
市民オケにはいろいろな団員がいる。ろくに弾けていないのに、演奏会では
ファーストヴァイオリンの表に座りたいという方もいる。
聴きに来る知人に、自分の雄姿を見せたいのだろう。知人は「凄いなぁ」と思うかもしれないが、
「この人、明らかに弾けていない!!」というのは、音楽をやっている方ならすぐにわかる。
この連載記事は、もしや「釣り」では?と思ってしまう。
それと「音譜」という誤記が気になる。普通、「おんぷ」で変換すれば「音符」と
なるわけで、何かこだわりがあるのか?ならば注釈が必要だろう。
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