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feed 【モスクワ放送局から流れた「レニングラード」】 (2016-6-3 21:42:27)

中学以降、当時のブームに乗ってBCL(短波放送聴取)を始めた私ですが、モスクワ放送局(当時、世界最大の海外向け放送局だった)の日本語番組の中に
「現代ソビエト音楽の時間」という1時間番組がありました。結構、マニアックな番組でした。カバレフスキーとかも取り上げられていました。


リスナーのリクエストにお答えし、曲目解説と聞き所を教えてくれる番組。高校1年時に、エアメールで「レニングラード」希望と書いて送ると、
一ヶ月後位だったかに、当放送局から手紙が来て、「あなたのリクエストに答えて*月*日に放送する」といった内容が書かれていました。
他にも、どっさりといろいろ放送局の番組表やパンフレット等。

当日の番組開始時刻に受信機の前に待機。お決まりの「こちらはモスクワ放送局です」というアナウンスがあって番組開始。
「今夜は埼玉県の高橋一紀さんのリクエストにお答えし、ショスタコヴィチの・・・」と、曲の解説が始まりました。
曲というより、政治的な解説ばかりで難しすぎてよくわからなかった記憶があります)。
ただモスクワから名指しされて、結構、感動したりしました。レコードが流れ始めるも、それはムラヴィンスキー・レニングラードフィル。
ご承知のように、古い録音。それを短波で流すわけで、フェーディングを伴ってきて(^^;。

当時のモスクワ放送局(ブレジネフ時代)は、若干エコーがかかったアナウンス、女性アナウンサーの口調もやや冷たく、
何か緊張を覚えながら聞いた思い出があります。そもそも、この放送局から笑い声を聞いたことは一度もなかったです。原稿噛んだら、シベリア?

そんなモスクワ放送局もソ連崩壊後は「ロシアの声」に。放送自体も明るい雰囲気へ。更には今はスプートニク社が運営している「ラジオ.スプートニク」へ。
ネット放送局となり。今は短波放送等はしていないようです。

昔は日本語番組は夕方5時から0時過ぎまで、短波帯にて多くの周波数かつ大出力、中波1251KHzでは近くのニッポン放送1242KHzを蹴散らすほどの強さで
放送していただけに、まさに隔世の感です。

当時の番組では音楽以外では確か「ソビエト婦人」という番組も好きでした。なんか怪しい番組名。モスクワに住む奥様達の一日の様子を話す
生活番組でしたけどね。

男性アナウンスサーのエコーかかった低い声で「【ソビエト婦人】の時間です。」って感じで始まってました。


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