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link 高橋のブログ 高橋のブログ (2024-11-9 9:00:05)

feed 熊本ボランティア 2 (2016-5-19 22:04:17)
今回はボランティアセンター、年配者について

熊本市のセンターは市電「辛島町」(熊本駅から10分程度)近くにある花畑広場にある。朝8時頃からボランティアは並びだし、9時頃に受付開始だ。
9時になるとまず地下通路へ誘導され、そこで氏名、連絡先、ボランティア経験(経験した場合は、どういう活動をしたか等)、ボランティア保険加入の確認
(未加入の場合は、ここで加入手続きが出来る。保険の効力は当日から)等を質問される。

次に地上に上がって、各テントに50人ほど着席し、オリエンテーション。スタッフの大学生から活動時の心得、看護士から体調管理徹底のアナウンスを受ける。
それが終わると待機。「**という依頼が来ました。出来る方は?」とスタッフがテントに言いに来る。自分が出来るとなれば挙手をする。作業の詳細案内を受ける。
そして人数が集まったら、リーダーを決めて、市電、バス、ジャンボタクシー等で現地へ向かう。市電・バスは午後6時まで無料。
活動後、4時までには、全員でセンターに戻り、リーダーが活動内容を報告、解散となる。

ただ、今回はまだ結構混乱も見られた。社会福祉協議会、熊本市民病院、熊本大学・崇城大学の学生達が主体となってセンターを統括していたようだが、
このような大災害での活動は想定外であり、震災一ヶ月経過してもうまく動いていない部分もあった。
これらについては活動後の報告の際に、伝えておいた。ただ、彼らもボランティアでやっているわけで、強くは言えない。

社会福祉協議会だって、日頃は老人ホームでの慰労とか、図書館での子供への読み聞かせ、町の行事や清掃等が主業務なわけで、このような大災害には荷が重すぎ。
今後、阪神淡路・新潟中越・3.11等の時のボランティア受入時のシステム情報等を細かく
マニュアル化し、全国各地の協議会で共有し、また訓練等も実施すべきかと思った。
また協議会だけではとても無理なわけで、県・市・大学との連携も日頃から必要だろう。

また、ここでも一部の年配ボランティアの暴言があり、周辺の方々がたしなめた。細かくは書かないが、スタッフの学生への暴言だ。
市民マラソン時でも、給水所や荷物受け取りで時々聞かれる暴言に似ている。

決まって、大抵が年配の人だ。

混乱で敏速に出来ないということを理解してあげないとスタッフが可哀想だ。ボランティアに参加してくれることはとても有り難いが、もっと心を広く持つべき。
また被災者でも暴言を放ったり、ルールを守らない方が避難所にいた。これも大抵が年配者。しかも男性だ。ストレスがたまっているのは確かだが、
それをボランティアスタッフに当たるのは、明らかにおかしい。歳を取ると自制心が衰退してしまう方も少なくないのだが、若いボランティアスタッフは、
そういうことを知らないわけで、かなりのショックを受ける場合もある。


一方、学生・中年に加え、しっかりとした年配者も全国各地から来てくれた。九州のみならず大阪、岩手、そして北海道(十勝!)からのシニアに活動前にお話が出来た。
70歳を超えた方と一緒に活動もした。

日焼けしたそのお顔、たくましい身体はとても70代には見えなかった。作業を黙々とやるお姿はまさに高倉健。顔つきや身長は全然違うが、私にはそう見えた。
こういうベテランボランティアさんがいると、とても安心。

ただ寡黙な方で休憩時も、私たちと少し離れて、1人でいた。気軽に声をかけられないというかそういうオーラがあった。
しかし解散時に「高橋さん、お疲れ様でした」とヘルメットを取って私に頭を下げてくれた。びっくりして私はもっと深々と頭を下げた(^^;。

花畑広場を去っていくそのお姿、その背中を太陽が照らした。渋かった。なんか東映映画を見ている感じだった。ああいう年配者になりたいものだ。


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