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link くりりんの問わず語り くりりんの問わず語り (2019-2-16 23:00:01)

feed 京阪電車大津線の旅(グルメ編) (2016-3-24 23:59:37)

160320_11近江神宮にたどり着いた時点でお昼を幾分か回っていたので、ここで昼食にすることとした。境内にそば屋があったので近づいてみると、ずいぶんと敷居も値段も高そうだったのだが、他に選択肢もなさそうだったのでのれんをくぐった。「宮そば」と書かれているが、後に調べると店名は「近江神宮善庵」というようである。

店内はテーブル席と座敷で20席程度で、既に満席。店員さんから、ちょっと時間がかかるが大丈夫かと聞かれ、念のため子供の意思を確認すると、ここで待つつもりのようだったので覚悟を決めた。しばらくしてテーブル席が空いたので案内される。ただし相席である。向かいのお客さんに迷惑かけないか気がかりだったが、タブレットできかんしゃトーマスやらアンパンマンの動画を見せてやると、案外大人しく、長い時間でも飽きずに待っていてくれた。

160320_12だいぶ長いこと待って、ようやくおそばが運ばれてきた。ザルではなくお椀に盛られている。会津産の蕎麦の実を6割まで削ってから粉に挽いたこだわりの麺(もちろん十割そば)とのこと。そばにしてはやや太めで、かつ色が白いのが特徴だ。

まずは何もつけずに、次に塩で、その後ダシに浸けるのがよいと勧められたのでそのとおりにしてみる。食感は、まるで讃岐うどんのようにコシがあり、麺の肌触りもそばのザラザラしたものではなく、ツルツルした感じである。実を贅沢に削ったからこそこの仕上がりになるのだとか。向かいの客が先に説明を聞いた際に、「お酒の大吟醸みたいなものだ」と評していたが実にそのとおりだと思った。もう一種類別の麺が出てきたが、こちらは極細でそうめんのようだった。

160320_13勧められて追加で頼んでいた天ぷらが出てきた。店の人が有機栽培している野菜などを、そば粉を衣にして揚げているのだとか。こちらもからりとした食感を楽しめる。

それで、肝心の子供が食べてくれるか気がかりだったが、珍しく嫌がることなくそばも天ぷらも食べてくれた。特に天ぷらが気に入ったのか、ほとんどを子供に食われてしまった。

十割そば 1500円
天ぷら    500円

最後にそば湯が出てきたが、ポタージュスープのようにどろりと濃くて、ダシを入れなくてもうまい逸品だった。自分の後から3組め以降ぐらいの客からは、品切れのため入店を断られていたようで、早めにありつけてよかった。

160320_14時間はやや飛んで石山寺参拝の帰り、ようやく起きた子供が、「何か食べんの」と言い出したものだから、門前にある店でまんじゅうを購入。「仁々木まんじゅう」と書かれていたが、ここの名物というわけではなく、京都・祇園に本店がある仁々木(ににぎ)という和菓子屋の一品ということのようだ。

食べてみると想定外のカリッとした食感。かりんと饅頭とも称していたとおり、周囲は揚げてあるので固い殻のようになっているのだ。中はふっくらとしており、たっぷりの餡。黒糖の甘みとあんこの甘みでまさに「むしやしない」にうってつけである。我が子も気に入ってパクパクと2個平らげた。



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