寒けりゃ寒いで文句を言って、暖かくなったらなったで文句を言って、まったく勝手なもんだと思いますが……。

　昨日から訪れた暖気で、てんてこ舞いをしております。

　以前からこのブログの読者になっておられる方は、春先のこの時期に我が家のベランダに現れるプールのことをご存知と思います。雪解け水がベランダに溜まってしまうのです。排水口が凍結しているのか、排水されないのですね。

　ベランダに溜まっていた雪を放置しておくと、それらがどんどん凍ってしまいます。するとプールの水深はどんどん浅くなります。そうすると少量の水が溜まっただけでオーバーフローしてしまい、行き場を失った水が室内に流れ込んできます。以前はそれでひどい目にあいました。

　それを防ぐためにベランダのこまめな除雪が必要なのですが、昨年まではついつい凍らせてしまって結局大変な思いをして氷割りをすることになってしまいました。その割った氷をベランダ外に排出するためプラスチック製の雪かきスコップを使っていたら、これも壊してしまいました。

　そこでベランダ除雪用にアルミの雪かきスコップを買ってきました。そうしたら氷を扱っても大丈夫です。これで作業効率が大きくアップしました。

　今年の冬は凍る前の除雪を心がけ、1月にはまめにベランダ除雪をしていました。ところが2月になって諸事情のために手が回らなくなってしまったのです。そうしたら、やはりまた凍ってしまっていました。

　昨日の日曜日は暖気に見舞われました。これは氷割りのチャンスと思い、氷の上に溜まっている雪を除雪してから氷割りを開始しました。すると1月に除雪をしておいた効果でしょうね、氷の厚さはさほどでもなく、例年よりは楽に氷割りをすることができました。私はベランダ面積の半分くらいの氷を割り、氷の下に溜まっていた水をホースやスコップで排水して作業を終えました。

　ところがしばらくしてからベランダを見ると、またけっこうな水が溜まっています。外を見ると上の階のベランダから下ろされている排水管の繋ぎが外れ、上からの排水がすべて1階のベランダに流れ落ちているではありませんか。しかもその排水管は隣家のベランダに設置されているため、私が応急措置をして排水を外に出すこともできません。

　結局今年もせっせとホースを使って排水しなければなりませんでした。皆さんも小学生の頃にやりませんでしたか？ホースの片方を溜まっている水につけ、それを反対の口から吸い込んで、流れ出てきたら一気にこちらの水位よりも低いところに排水するというのを。そうしてホースを固定すれば、溜まっている水は勝手に排出されます。油混じりの汚れた水が若干口の中に入ってくるので好きな作業ではありませんが……。

　ある程度溜まってから一気に排水しようと思い、暗くなる前にいったん排水をしました。その後はまたベランダプールに水をため、寝る前に排水しようと思いました。ところが1時間ほど経っても排水は終わらず、仕方がないのでそのまま放置して寝ました。そして朝にはまた少し溜まっていたので、それは完全に排水してから出勤しました。

　出勤してから宿舎の担当者に状況を話して修理をお願いしました。帰宅すると排水管は直されていて、しかも1階ベランダの排水も効くようにしてもらえたようで、ベランダは乾いていました。これで今年のベランダ格闘は終わったようです。

　でも昨日の午前中という絶妙のタイミングで氷割りをしてプールの容量をアップしておいたのは大正解でした。そうでないと、すでに昨日の時点でオーバーフローしていたかもしれません。

　暖気に悩まされたのはそれだけではありません。道は雪解け水でぐちゃぐちゃだろうと思って長靴を履いて出たのですが、それだけではなくツルツルになっています。転ばないように歩くのは大変でした。この時期の路面で転倒したら衣服もぐちゃぐちゃになってしまいますからね。

　昼休みの頃になるよ融雪は一段と進み、ツルツルだった路面のザクザクになっていくらか歩きやすくなっていました。ホッと一息です。

　そんなこんなで暖気に文句を言ってますが、明日の夜からはまた暴風雪がひどくなるようです。なかなかすんなりと春になってはくれませんね。


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