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  ホーム >> frunブログ集 >> 【2016.2 小澤征爾音楽塾「こうもり」を聴く】

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feed 【2016.2 小澤征爾音楽塾「こうもり」を聴く】 (2016-2-29 7:44:54)
2.27 午後3時開演、午後6時半終演
東京文化会館

音楽監督・指揮:小澤征爾
指揮:村上寿昭
演出:デイヴィッド・ニース
装置:ギュンター・シュナイダー=シームセン
衣裳:ピーター・J・ホール
照明:高沢立生
振付:マーカス・バグラー

ロザリンデ:タマラ・ウィルソン
アイゼンシュタイン:アドリアン・エレート
アデーレ:アナ・クリスティー
アルフレード:ディミトリー・ピタス
オルロフスキー公:マリー・ルノルマン
ファルケ博士:ザッカリー・ネルソン
フランク:デール・トラヴィス
ブリント博士:ジャン=ポール・フーシェクール
イーダ:鷲尾麻衣
フロッシュ:笹野高史

合唱:小澤征爾音楽塾合唱団
バレエ:東京シティバレエ団
管弦楽:小澤征爾音楽塾オーケストラ
オリジナル・プロダクション:メトロポリタン歌劇場

2003年に神奈川県民ホールで鑑賞した演出とほぼ同じ。斬新さはなく、やや一昔前のスタイル。
ただし第2幕の夜会でのバレエ団が繰り広げる踊りは圧巻。2003年時とは異なった。
ステージ内を縦横無尽に、空中回転(要するにバク転)するのは、少しやりすぎか?と思うほど。
しかも衣装をつけたままでやるわけでかなりの負荷があったと思う。
アナ・クリスティーはバク転こそしないが、かなりの運動量だった。

歌唱では、マリー・ルノルマンがやや不調で残念。アドリアン・エレートは見事。

第3幕では笹野高史のアドリヴ的な部分も多々あり、それが笑いをうまく誘った。
「月が出た出た〜」と炭坑節を歌うとは想定外。

小澤は要所要所の美味しいところを指揮(これは前の「フィガロ」でも同様)、
村上の指揮の時にはすぐ隣で全体を見守っていた。それだけに村上が操り人形に見える部分もあり、
また少し固い指揮だったのが残念。また小澤自身の演奏も。序曲はなんとなく交響曲風の解釈。
また「ここで細かく振るか!」という箇所もいろいろ。

ただ、ホール内は終始温かい雰囲気。5Fまで満席という中での拍手音は圧巻。

また「椿姫」「トゥーランドット」「魔笛」「天国と地獄」の一部も織り込まれた。


豊嶋、川本、神谷・・といった今回も熱烈指導を行った講師陣は、通路に臨時の椅子に座って鑑賞。

小澤音楽塾は若手音楽家の卵的な学生を指導するということで2000年から始まったプロジェクトだが、
またここで小澤がオペラを練習し、ウィーンの準備に当てるという意味もあったと思う。
これは通常のオーケストラコンサートでも、小澤の場合、まず新日本フィル、次にボストン、
そしてベルリンないしウィーンというパターンと同じ。

しかし今や、小澤がウィーンでオペラを振ることはもうありえないと思うし、この音楽塾での
公演が彼のオペラの全てかと思う。




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