駅伝が終わり、今日、監督としての総括を選手全員に伝えました。　その中で各チームに対する労いと来年の期待を伝えますが、1チームだけ、どの様に伝えるか少し考えました。

それはオープン参加となったチームです。　そのチームの選手一人が体調不良で走れなくなり、補欠も故障で走れないということで、このままでは参加はかないません。

急遽、他のチームの補欠を当てることしましたが、大会のルール上はNG。　ルールとして補欠は同一チームから出すことのみ認められており、他のチームの補欠と代走は認められていません。

大会当日、他のチームの補欠を当てることを本部に申し入れしました結果、オープン参加として受付OKとなりました。　本部の寛大なる対応に感謝です。
但しオープン参加となればチームの記録は残りません。　順位もつきません。　但し選手としての記録は残ります。

今日、そのチーム選手全員に対して少し迷いましたが、オープン参加になった経緯とチームの記録も残らないことを伝えました。　予想通り、体調不良で走れなかった選手からお詫びの言葉がありました。　しかしその後、同じチームの1人の選手から「気にしなくていいよ。　走れなかった貴方が一番辛かったのだから。　チーム全員が熱い走りできたよ」という暖かい言葉がありました。

私もその選手に来年是非参加をお願いしますということを伝えました。

チームの「記録」は残りませんでしたが、各選手にとって熱い走りをしたという「記憶」は残ったと思います。　私は監督ですが、そのチームを走った選手の一人です。