あれは留萌に来て最初の冬シーズンでしたから2012年の2月です。38度を超える高熱とともに尿がほとんど出なくなるという症状に見舞われ、慌てて病院に行きました。

　高熱の原因ははっきりとわからずじまいでしたが、抗生剤を処方されてやがて下がっていきました。尿が出なくなった原因は前立腺肥大でした。50代以降の高齢男性に多い病気です。それ以来、定期的に泌尿器科へ通院し、薬を飲んでいます。

　最初は尿の出を改善する薬のみの処方でした。ところが血液検査の結果尿酸値が高いということで（人間ドックでも何度も再検となっていました）そちらの薬も処方されるようになりました。さらに一昨年の秋からはそれまでずっと正常値だった血圧も高血圧領域に飛び込んでしまい（特に下は100を超えていました）血圧の薬まで処方されるようになります。そして昨年の夏になってからは、血圧が思うように下がらないということで薬を1種類追加されました。これで一度に飲む薬が4錠です。朝だけというのは救いですが、このままどんどん増えていくとどうなるのかと思っていました。

　そして最近、また症状に変化が現れてきました。尿の間隔が短くなってきたのです。寒くなってきたせいか、それが顕著になってきました。特に午前中は30分ともたないこともあります。午後は落ち着くのですが。

　先週の土曜日、通院した際にそのことを告げました。そうしたところ、最後に追加した薬の影響かもしれないということでした。血圧を下げるために利尿剤を処方していたということです。最近は血圧も落ち着いている（上だけ聞かれたので130台と答えました。下はまだ90台ですが・・・）ので、この薬を減らしてくれました。これで尿の間隔も元に戻りそうです。

　病状が好転したというわけではありませんが、飲む薬が減ったことはなんとなく嬉しいものですね。


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