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スター・ウォーズ ep.7 (2015-12-22 22:33:08)
映画「スター・ウォーズ episode7 フォースの覚醒」を観に行った。映画自体を観るのが2年ぶりぐらい、スターウォーズシリーズの新三部作は全て映画館で観たが、最後に観たエピソード3以来実に10年ぶりになる。ずいぶんと歳を食ったものだ。
ストーリーは、エピソード6・ジェダイの帰還から30年経った宇宙が舞台。エピソード6で同盟軍が帝国軍に勝利、共和国が復活して平和が戻ったのも束の間、ルーク・スカイウォーカーが何故か姿を消し、帝国の残党が「ファースト・オーダー」を結成して、再び銀河に脅威をもたらしていた。レイア姫は軍事組織「レジスタンス」の将軍として、共和国の支援の下、ファースト・オーダーに立ち向かうためにルークを探す。一方、ファースト・オーダー側もジェダイを亡き者にするため、最後のジェダイであるルークを探していた。
レジスタンスのパイロットがルークの所在を示す地図を見つけたが、ファースト・オーダーの襲撃に遭い、地図をサッカーボールっぽい形のドロイド(ロボット)に託して逃げさせ、自らは捕らえられるところからエピソード7の舞台は幕を開ける。
(以下ネタバレ注意)
ざっくり感想をいうと、今までどこかで見たような展開、どこかで見たようなキャラクターと、以前のエピソードで出ていたキャラクターがずいぶん歳を取って久々のご登場、という感じで目新しさは感じられず、一方でこれまでの作品で作り上げてきた世界観を忠実に守り、お約束通りの展開を繰り広げる安心感が見られた、ということだろう。
この作品について、ネット上では最低の駄作とする酷評もある一方、最高に感動したという評価もあって真っ二つであるのは、本作に何を求めるのかによって分かれるのであろう。スターウォーズが最初に世に出たときは、今までにない斬新な作品で世の中を驚かせたが、それと同じことを期待をする者にとっては今回目新しさを感じられず不満、一方でスターウォーズの作り上げた世界観が気に入っていて、もっともっとこれを敷衍したものを見たいと期待する者にとっては、期待に応える出来に非常に満足するという構図なのだろう。また旧作を見ておらず初めてこれを目にする者(比較的若い世代)にとっては、旧作を初めて見たときと同じことなのかもしれない。
前者側の批判としては「老人同窓会」と評した記事がその思いを的確にまとめているのではないかと思う。
といいつつも、結局は次回作エピソード8も見てしまうのだろうな。今作の最後の最後になって、老いたルークが姿を現してそれでおしまい、なんて明らかに次回も続けて見てねというつもりで作っているとしか言いようがない。