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  ホーム >> frunブログ集 >> 【12/20 第2回はが路ふれあいマラソン完走記(終)】

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link 高橋のブログ 高橋のブログ (2024-11-9 9:00:05)

feed 【12/20 第2回はが路ふれあいマラソン完走記(終)】 (2015-12-23 10:29:31)

中間点を過ぎて30kmまではほぼ平坦(若干、下り坂)。「さいたま国際」では1km:5分ペースで20kmでほぼ足が終わったが、
今回は1km:5分半〜6分。関門の恐怖も無く、心にゆとりもあり、疲労度もそれほど感じなかった。30kmからがマラソン!と何度も言い聞かせ、進む。

時々、AEDを背負った自転車に抜かれる。AED自転車隊からも声援を受けた。このような救護体制も見事だった。

28km地点だったかに甘酒エイドがあった。大きな蔵の前で、よく見ると酒造会社だった!エイドスタッフに尋ねると、
見学会開催時は試飲会(車で来た方は当然不可)をやっているそうだが、この日は中止!温かい甘酒を味わった。たくあんも出た(^^;)。
ここで老人達が甘酒飲みながら将棋をしていた(^^;)。

これ以降、ほぼ1km毎に私設エイドが続く。中には公設エイドより大がかりな私設エイドもあった。
栃木銀行、足利銀行の食べ物エイドに加え、真岡信用金庫の食べ物エイドも出現した。芳賀郡の金融、ここに集結!!。
更には病院や整骨院のエイドも登場。消炎スプレーの提供や簡単なマッサージもしてくれるようだった。

各私設食べ物エイドだが、単に一口チョコ等を配布だけではなく、本当にそこのお母さんが作ったであろう、漬け物とか、味噌汁等も出てきて、
その接待ぶりには感激した。来年は、布団とか敷かれているエイドが出るかもしれない!


そして30km地点到達。パワージェル梅を補給。「ここからがマラソンだ!」と思いきや、私より「ここからだ!」という女性ランナーが現れた。

「高橋さん!!」

と背後から声をかけられ、振り向くとニッポンランナーズの越智さんだ。柏練習会でよく一緒に練習する会員さん。
昨年は「奈良」、今年は「金沢」等を快走した女性ランナー。

まさかここから彼女と競い合うとは思わなかった(^^;)。ご夫婦で出走。ご主人は少し前を走っているとのことだった。
少し話をするや、彼女は前に出た。まだかなり余裕で、声援を送る方々に手を振って走っている。ペースダウンしてきた男性ランナーを次々と撃破し、
前へ進む姿は、まさにニッポンランナーズが誇る女性ランナーに見えた。小西コーチや東コーチが彼女の走りっぷりを見たら100点満点の評価をしたと思う。

私は何とかついていこうと必死に追いかけるが、なかなか追いつけない。でも彼女の登場で少し気力が戻ってきた。明らかに男性ランナー達は
ペースダウンが始まっていて、彼女を追うと、私も自然に順位が上がっていった。
私設の餃子ステーションには多数の男性選手達が並んでいた。大好評のようで、店員さん?がパニック状態になっていた。
しかし、ランナー達は「急がないでいいから!」と笑いながら話していた。今、並ぶと1時間待ちのようで諦めた。

越智さんには各エイドで追いつき、先に私が進むと、また抜かれる。何度かこの繰り返し。
何度かのエイドでまた追いつき、「越智さん、後半になって速い!」と話すと、
「いえいえ、それより高橋さん、もう少し行くとお蕎麦のエイドもあるんですよね!」と超余裕とも思える言葉を返して先に行ってしまった。
タイムよりも楽しんで走っている様子だった。

40km地点前で、TEAM走り屋の金さんに再会した。かなりペースダウンしている感じで、「もう少しですよ!」と声をかける。
また、越智さんにエイドで追いつき、今度は私が先に向かう。

そしてあの傾斜12%の急坂だ。化け物に見えた。気合いで走り続け、登り切ると心拍数がMAXになった。とんでもないコースだ。
あと2km!あと10数分で終わる!と言い聞かせながら走り続けると、大きく「〆のソバ!」と書かれた私設エイドが現れた。去年もあった。

「西高橋地区給水所」と書かれた町内会のエイドもあった。この先の「西高橋交差点」を西に行けば、ゴールの井頭公園なのだ!高橋は西へ!
公園が見えてきた!あぁ、間もなく終わりだなぁと思いかけるや、「タカハシ〜!!」と大声が聞こえ、振り返ると、先ほどの金さんが私めがけて猛追してきた。

負けてたまるかと、ラスト195mは壮絶な国際対決となった。走る足がまだ残っていて、全力で地面を蹴って走った。
彼も足が復活したのか、かなりのスピードになった。2人並んでの激走だ。ただ、無理をすると危険なので、自制心を持ってのスパート。

沿道の中年マラソンファンなら、瀬古VSイカンガーを思い出したに違いない!
この195mで2人で100人位抜かしたような気がする。

膝の痛みを感じずに、全力で走れる!という嬉しさ、そしてゴールも間近という開放感で、感極まるものがあった。かろうじて、彼に勝ってゴール!
ゴール後、お互い激しい息遣いをしながら笑顔で握手。間もなく越智さんもやってきた。彼女とも握手。
彼女が30km過ぎに現れてくれなかったら、ズルズルとペースダウンしたかもしれない。走友はありがたいものだ。
それから豚汁も食べた。長く並ぶことなく、食べることが出来た。しかも具が沢山入っていた。胃に染みた。
一般にマラソン大会の豚汁は、早くゴールしないと汁だけになってしまうが、この大会の豚汁は違った(^^;)。4時間過ぎのゴールでも具が多すぎ!

こうして私の今年の最後の大会は終わった。走り甲斐があった「芳賀路」であった。

まだ鵞足炎の痛みは完全に消えたわけではないが、しっかり体調を整え、準備すればフルマラソンを走れるということを確認出来たのが嬉しい。
多くの方々にも感謝だ。とても自分だけの力ではこの大会に挑めなかった。

運営のことで2日前に書いたが、宇都宮行きシャトルバスに乗って会場を去る時、スタッフのお母さん達が手を振って見送ってくれた。
車内のランナー達もそれに気づき、手を振り返した。感動的な場面だったが、この大会は、こういう場面が競技中にもあちこちにあった。
おばあちゃん達の笑顔、おじいちゃん達の拍手、記憶に強い。それと前半に子供達が手作りの「完走おまもり」を配っているエイドもあった。
RUNNETの大会レポートでは、この大会について出走者が続々と書き込みをしているが、依然として驚異の98点を維持。
中には「大会が終わってしまい、はがロスになっている」という書き込みもあった(^^;)。確かに、私もこの日のことを思い出すと、いまだにグッと来てしまう。
地元民の歓迎ぶりに本当に感謝。主催者も本当によくやってくれた。そして私自身、改めてフルマラソンとふれあうことが出来た一日であった。また来年、ここに!

定員:2500人
当日出走:2133人
総合順位:987位
タイム
4時間14分14秒(グロス)
4時間13分35秒(ネット)


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