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2015おがまんの10大ニュース第4位 (2015-12-22 21:04:35)
網走に 名物大会 誕生す
網走で新しい大会が行なわれる。そんな噂を聞いたときから注目をしていました。そして様々な情報が入ってくるにつれて、この大会は素晴しい大会になるに違いないという確信が生まれました。それが9月27日に行なわれたオホーツク網走マラソンです。
第1回大会というのはリスクの大きい大会でもあります。大会を行なうにあたりいろいろシミュレーションを行なっていることと思いますが、実際に大会を行なってみると想定していなかった問題が次々と出てきます。そのため場合によってはとんでもない大会となってしまうこともあります。あえて大会名は出しませんが、レースレポートなどで散々な評価になったり時には新聞紙上で叩かれることもあります。今をときめく東京マラソンでさえ、第1回大会は荷物の引渡しに時間がかかり怒号が飛び交う場面もあったようです。
しかしその一方で、大会関係者の熱い情熱を感じられる大会でもあります。特に実行委員会に市民ランナーの方が深く関わっているならば、参加者の気持ちを十分に考えた運営がなされます。そして地元の皆さんの熱い応援を肌に感じながら走ることができ、そうした声に背中を押されます。
第1回大会に参加するときはそうした点の見極めが重要になってきますが、幸いなことに私がこれまで参加した第1回大会に大ハズレの大会はありませんでした。そんな私の目には、この大会はとても魅力的に映ったのです。
大会会場はホテルなどが多数ある中心部から離れています。それならば網走湖畔温泉に泊っても距離の違いはさほどありません。網走の宿泊事情を考えると、これだけの参加者を受け入れるキャパシティはないはずです。そのため私はエントリーが始まる前に早々と網走湖畔温泉の宿を押さえました。網走管内では5年半ほどの勤務経験もあり多少の土地勘があることが役に立ちました。
大会は予想通り素晴しい大会でした。前半はアップダウンが多くてタフなコースですがバラエティに富んで面白いコースでした。3キロ過ぎにいきなり現れる鉄砲汁の私設エイドにはさすがに立ち寄れませんでしたが、後半の網走監獄和牛のエイドにはなんとか肉がなくなる前に立ち寄れました。
故高倉健さん主演の映画『網走番外地』で全国的にも有名になった網走刑務所前をスタートして、完走メダルは網走刑務所の刑務作業で作られた木製メダル。こんなのは全国的にもこの大会だけでしょう。私としてはかなり満足度の高い大会でした。
しかし同時に第1回大会ゆえのマイナス点もある大会でした。ゴール後の荷物の受け渡しが大混雑をしていて長蛇の列となっていました。荷物渡しの回転が非常に悪く、このあたりは来年にむけた改善点でしょう。
それから駐車場が大混雑していました。駐車スペース自体は広く確保されていましたが、国道との出入り口は1ヶ所だけで、なかなか出入りできません。しかも駐車ブロックから本線に出る部分に誘導の人がいなかったようで、そうしたところでも混乱していたようです。
私はそうなることもあろうかと思い無料シャトルバスを利用していました。その判断は正解でしたが、ゴール後から降り出した雨のためバスを待っている間にずぶ濡れになってしまいました。まあこれは傘を車の中に置いてきていた私のミスですから誰も責めることができません。
そんな第1回大会のいい所も悪い所も味わえた大会でしたが、肝心のマラソンの部分は悪い所は何もありませんでした。他のランナーの声を聞いても同じような感想が多く、荷物渡しと駐車場の問題は来年改善されるだろうという期待の声も多く見られました。間違いなく、来年はもっとよくなる大会だと思います。
ちなみに私のマラソンの成績は……。
20キロ過ぎまでは快調に走っていたもののそこから一気に失速し、30キロのはるか手前から歩き出すことになりました。
その後はなんとか歩いたり走ったりを繰り返してゴールに飛び込みましたが、タイムは4時間39分24秒と不本意な結果です。でもなにより不本意なのは、今年3回走ったマラソンでこのタイムがシーズンベスト……。来年はなんとしても巻き返さなければなりません。
蛇足ながら、この大会のレースレポートがクリールの12月号に掲載されました。実に久しぶりの掲載です。
ということで今年の4位は
網走に 名物大会 誕生す
(第1回オホーツク網走マラソン)
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