昨日の未明の時点では16センチあった留萌の積雪が、7.7度まで上がった気温と降雨の影響で一気に融け、18時にはゼロとなってしまいました。

　あんなに積もっていたのに……。

　そのまま積雪ゼロの状態が続くかと思ったら、今日もまた雪が降っていて10時の時点で3センチの積雪を観測しました。

　雪国では根雪という言葉があります。気象庁の用語では長期積雪というようですが、積雪が30日以上継続した状態のことをいうそうです。ただし、積雪が10日以上継続した場合、5日間以内の無積雪期間があっても、次の10日以上に亘って積雪が継続した場合は積雪が継続しているものとみなすそうです。そして以降も同様です。

　ですから根雪というには、積雪が始まってから30日以上経たないとスタートの時点がわかりません。根雪がいつから始まったかは、しばらく後になってからわかります。

　留萌は現在は有人観測点がないため、正式な根雪期間は観測されていませんが、ここで生活している者にとっては根雪という感覚は身についています。

　そういう点からしても、丸1日にも満たないような積雪ゼロをはさんでも、すでに感覚的には根雪となっているように思います。

　昨日みたいに半端な暖気が来て融けられると、その後に冷え込みで凍ってしまってツルツル路面になり大変危険です。いっそのこと完全な冬道になって圧雪になってしまった方がずっと歩きやすいのですが……。