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vol.470 つくばマラソン ウェーブスタートの評判は? (2015-11-25 22:44:33)
先日もこのブログで取り上げましたが、一昨日開催されたつくばマラソンでウェーブスタートが採用されました。
ウェーブスタートというのは、簡単に言うと参加者のスタート順を持ちタイムの早い順番にしたうえでいくつかのブロックに分け、そのブロックごとに時差スタートを行なうという方式です。順位はそれぞれのウェーブごとの号砲からのタイムで競う形になりますが、優勝や入賞に関わるような高速ランナーはほとんど第1ウェーブにいますので、第1ウェーブの先頭争いがそのまま優勝争いとなるケースがほとんどです。
ウェーブスタートの最大のメリットはスタート直後の渋滞緩和です。1万人以上が参加する大きな大会では、一斉スタートだと最後尾のランナーがスタートラインを越えるまでかなりの時間がかかります。3万人が参加した第1回東京マラソンで私は最後尾からスタートしましたが、スタートラインを越えるまで18分以上かかりました。そしてこうしたマンモス大会ではスタートラインを越えてからも大渋滞で抜くこともままなりません。
しかしこのウェーブスタートを採用すると渋滞の緩和も可能となり、スムーズなスタートに結びつきます。そのため海外の市民マラソンでは採用されている大会も多いようです。私が参加したバンクーバーマラソンでも、マラソンは5千人程度の参加だったのですがウェーブスタートが採用されており、ストレスなく走ることができました。
ただしウェーブスタートの場合は全体のスタートを完了するまでの時間は一斉スタートよりかかるでしょうから、道路の規制時間が長くなるという運営上の問題は考えられます。そのあたりは大会によって採用できる大会と採用できない大会があるでしょう。
残念ながら私は参加していないのでウェーブスタートの効果をこの目で見ることはできませんでしたが、RUNNETの大会レポートを読んでいくと、ウェーブスタートに関しては大変評判がいいようです。やはり渋滞緩和には役立っているようですね。
ただし問題となるのは申告タイムの虚偽申告です。前からスタートしたいがためにタイムを虚偽申告するランナーはときおり見かけますが、速く走れないランナーが第1ウェーブに潜り込んだりするとはっきりと目立つことになってしまいます。だいたいこうした実力不足のランナーは体型やフォームを見ると一目瞭然ですからね。逆に考えると、そうした虚偽申告ランナーをあぶりだしやすいスタート形式と言えるかもしれません。
今大会では筑波大体育系の鍋倉賢治教授らが効果の検証にあたるということでしたから、その結果がどのように出てくるか楽しみです。来年以降、このウェーブスタートが各地の大会に広がってくれればありがたいと思います。
以上、おがまんレポートでした。
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FMアップル「アスリートの風」は、2004年9月2日から2014年12月25日まで、毎週木曜日の夜20時から21時に放送されていました。
この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組でした。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えており、私も2005年11月に初出演して以来、14回もゲストに呼んでいただきました。
さらに2006年2月から大会インフォメーションの中に「おがまんレポート」のコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。
自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、いつの間にかレポーターとしてチームアップルの一員に加わらせていただくようになりました。
毎回わずか3分程度の短いレポートでしたが、当人はこのレポートに力を入れてやってきたつもりです。それだけにこの番組とともにこのレポートが消滅するのがとても寂しく思いました。
ということで、番組は終わりましたが、おがまんレポートはこのブログの中で不定期に継続していくことにしました。ネタがない時はしばらくなくなってしまうこともあるかもしれませんが、行けるところまで続けていこうと思います。
これからもおがまんレポートをよろしくお願いします。
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