おはようございます岡本です。

今朝はトライアスロンの練習からスタートしました。

朝スイムです。

昨夜、アヒージョを食べたのでオリーブオイル効果か、身体がよく浮きました。

ピラティスのエクササイズでスイミングという種目がありますが

まさしくあのエクササイズがスイムにおけるスタビライゼーションを作っていると思います。

ピラティスを始めてから『スイムで伸びる』感覚は確実にアップしてますね。

さらにそれをクロールというムーブにつなげていくために

いろんなことをやるわけですが
基本的に、スイムは手も足も地面にはつかない。水をかく、とらえるだけです。
とらえつつ、なるべく水の抵抗を受けないようにボディワークして進んでいきます。

というわけで運動連鎖的にはオープンチェーンです。(open kinetic chain)
こうしたとき、ヒトはどこから力を出していくか、というと体幹部から。

では、体幹部とはどこか？というと
骨格でまず確認してみましょう。
ヒトの骨格は
・体軸骨格
・附属肢骨格 
と分けられます

こうみると
体軸骨格(体幹部＋頭部)
と
附属肢骨格(上肢、肩甲帯、骨盤帯、下肢)
との境目は胸鎖関節と仙腸関節ですね。

細かくわけていくと
上肢−肩甲帯−胸骨−胸郭−腰椎−仙骨−骨盤−下肢
というつながりです。

骨格的にいえば、頭蓋骨と頚椎を除けば、胸鎖関節から仙腸関節までが体軸骨格なので
ここにまつわる筋肉も含め、ここを体幹と定義していいと思います。

ただ、動作も含めた体幹部の定義として考えてみると。。
胸鎖関節以下。。骨盤まで
つまり胸骨から骨盤までが体幹とみなされるのではないでしょうか。

不随意性をもつが随意筋であり、意思を持って制御できる呼吸筋、横隔膜
排泄を制御したり、骨盤の動作にまつわる偉大なサポーターである骨盤底筋
腹筋群のもっとも深層であり呼吸筋でもある腹横筋
腰椎にからみついた深層筋である多裂筋

このグループを総称してパワーハウスと呼んだりしますが
パワーハウスの安定性が四肢の安定性、動作性につながっていくならば。。
パワーハウスを軸として考えないわけにはいかず
胸骨、胸郭、腰椎、仙骨、骨盤までを体幹部と定義することになりますね。

なぜ胸郭を含むかというと
そのパワーハウスを刺激できるのが呼吸であり
呼吸を正しく、パワーハウスを刺激できるように行うためには
胸椎の柔軟性
肋骨の動作性
といったことが欠かせないからです。
ここに動きを出してやることで呼吸筋がしっかり動作します。
呼吸をしっかりやることでパワーハウスへ刺激が来ます。
結果、身体の安定性が高まり、動作性へつながっていくのです。

というわけで身体の動きをしっかり作り出していく『体幹』の定義としては
胸骨、胸郭、腰椎、仙骨、骨盤
そこにまつわる筋肉群
ということになりますね。

要するに、脊柱(胸椎＋腰椎)の前部と後部に沿って走っている筋群ということです。
あわせて
骨盤帯を覆っている筋群
肩甲帯を覆っている筋群
それぞれが協同することで、体幹部の安定性と姿勢の保持がしっかりできます。
かつ、動作の中での安定感をつくり、動作の中で正しい姿勢を保つことができます。

いわゆる『体幹が強い』とはこういうことになりますね。
ここらをしっかりコントロールして動かせるようになりたいものですね。
静止時、運動時、あらゆるパターンにおいて自分の身体をコントロールできれば
普段の生活から、トレーニングから、パフォーマンスアップすることは間違いありません。

というわけで四肢を動かしている間、体幹部を一定のポジションに保持すること。
四肢を支えている帯域と、体幹部、どれもが大切だということ。

このへんを改めて、きょうの朝スイムで再確認しました！
ヘッドアップが多くて。。腰椎が反ってしまうのを抑えるため。。
しっかりとパワーハウスを意識して腹筋群を総動員しないとかなりきついメニューばかりでした(笑)

今日もいちにちがんばっていきましょう


参考文献：筋骨格系のキネシオロジー(医歯薬出版株式会社)