こんにちは、岡本です。

昨日は、トライアスリートのクライアントのセッションを行いました。

これは私です。関係なくてすみません。
なんか、バイクで前傾姿勢とるとデブって見えますね。。

クライアントは、3年ほど前にレースで知り合って
それから何度か見させていただいているかたです。
ご年齢はわたしとちょうど一回り上に離れていますが。
過去、ショートで2時間20分、ロングの12時間切りなどを達成しており
エイジグルーパーではかなり強いかたです。
いつも練習が込むと、腰痛を訴える傾向にありました。

とくに今回は夏前あたりからひどい腰痛を感じており(特にランにおいて)
それが尾を引いて、9月のレースを欠場するかどうか悩まれたほど。
結局レースは出場し、良いタイムで完走されたのですが
それからも腰が辛いということで、年内はそこの改善に努めたい
そのため体幹を含め、基本的な部分の強化をお願いしたい。
という依頼でした

腰がそれだけ辛いともちろん治療にも通われているわけなのですが
治療院における対処的な治療で、一時的な改善はのぞまれたとしても。。
何度も再発するとなると、自発的に予防するための手段の獲得が必要となりますね。

トライアスリートに関わらず、腰痛を自覚する人はその原因を探り、知っておくことで
安心してエクササイズに取り組むことができますし
自身のパフォーマンスアップに役立つと思います。

さて、ここで、トレーナーの役割としては
当然ながら徒手による対処の治療ではなく
クライアントに現在の筋肉の強弱、緊張のバランスに気付いてもらい
理解、納得してもらい
その結果起きている現象を確認してもらい。。
そこの改善のアプローチを提案して、エクササイズを行っていただき
自発的に改善・強化できる方向へ持って行ける、ように導く。
ことだと思います

今回はそれをしっかり踏まえてのセッションを行わせていただきました。

基本的には姿勢、筋肉の緊張バランス評価をまず行い
それから、選定したエクササイズを使用していきます。

まずは姿勢評価です。
姿勢に関しては、骨盤前傾が強い。腸腰筋が短縮しており
腰椎が前彎しているタイプです。
(まあ、わかりやすいほどの。。)

そして腰痛の箇所について伺うと、仙骨の上側あたりが辛いということでしたので
仙長関節周辺に原因があると考えられます。
腰痛にも色々なパターンがありますが。。
今回の場合、腰椎前彎姿勢が大きくかかわってくると思われます。

その後、立位からのロールダウンをしてもらいました(体幹部の屈曲の動き)

立位において、骨盤のニュートラルポジションを保ちつつ
前屈の動作をとってもらいましたが
胸椎の屈曲動作に制限が出ていますね。

そして腰椎前彎タイプなので、ハムストリングは伸張傾向にあります。
この後、股関節の屈曲を出して、前屈動作を取るのは問題ありません。(床に手はつきます)

また、長座において骨盤を立てる姿勢などについても問題ありませんので
長座でのシーテッドツイストで体幹部の回旋
それからマーメイドでの体幹部の側屈
などを行い、体幹部の動作角度のチェックを行いました。 
いずれも、骨盤の動作で代償が起きないように注意してもらいつつ。

そして屈曲、伸展、回旋、側屈
4つの動作を行ってみたとき
胸椎、腰椎、および胸腰椎移行部の可動性がよくわかります。

そこで固くなっている動きを伝えて、エクササイズで改善につなげていくというのが
まず今回の最初のアプローチ
となりました。
胸椎(いわゆる背骨)周辺の固さが、呼吸や動作の制限をだしており
腹筋の深層、および多裂筋などへの刺激がうまく入っておらず
結果的にコアの安定性が保たれておらず。。
骨盤の動きに偏りが出てしまい
その結果腰椎および仙長関節付近で代償が強く起きてしまい
結果、腰痛が起こる。
というのが今回チェックしてわかったことです。

ここから呼吸、腹筋の深層部への刺激、骨盤の可動性の向上
胸椎の動き出し、肩甲帯の安定。。とおこなっていくのですが
長くなるので。。
でも大切なことなのできちんと書いておきたく、また次項で。。！


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代表：岡本啓