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階段を 走るマラソン 初体験〜第8回ナゴヤアドベンチャーマラソン完走記4 (2015-11-3 23:06:00)
(4)給食のういろう
マラソンの参加者は1,200名です。けっして多いわけじゃありません。ですがスタートエリアのコース幅はけっして広くないということもあり、スタートラインまで1分少々かかりました。スタートラインの脇では河村市長も見送ってくれていました。
スタートラインを越えたのは号砲から1分07秒後です。まあこの程度なら問題ないでしょう。
コースはまず庄内緑地公園内のサイクリングロードを2周します。コース幅が広くないこともあり、けっこう密集しています。それでも徐々にストレスを感じない程度に走れるようになっていきました。
しかし最初の1キロは7分02秒もかかってしまいます。ちょっとかかりすぎているような気がします。少しずつばらけ始めていることから、気持ちだけペースを上げます。
ところが2キロのラップも6分07秒かかりました。イメージでは5分台に突入しているはずでしたが……。気がつけば足におかしな張りが出始めています。この症状は蹴りが上向きのときに感じるものです。北海道マラソンのときほどはひどくないので、足を前に伸ばすことを意識してフォームの修正を試みました。
1周目を終えるとメイン会場の脇を通ります。多くの人がコース脇に出て声援を送ってくれます。私のウェアに気づくと「北海道頑張れ!」と声をかけてくれる人もいて、力が湧いてきます。
園内周回コースには1周目と2周目の距離表示がされていましたが、2周目に入っての3キロ地点は見つけることができませんでした。4キロ地点でラップを取るとこの2キロは1キロ平均6分29秒で走ったことになります。
足を前に運ぶようにしてペースを上げたつもりでしたが、この数字からするとペースは逆に落ちています。これが本当ならば北海道マラソン同様の苦しいレースになりそうです。
でも体の動きは悪くないようにも思えます。北海道マラソンのときは体の動きそのものがまったく不本意なままであり回復の兆しすら見えませんでした。でも今回は走るフォームそのものはかなり修正できているように思えます。あとはこのままの走りを続けるしかありません。
再びメイン会場脇に戻るとコースは河川敷に向かいます。やがて5キロ地点がありました。1キロのラップは5分18秒に上がりました。ちょっと上がりすぎとも思えますが、走りは戻ってきたという感覚に狂いはないようです。
堤防に登るとまず上流に向かって走ります。それから折り返してきて下流に向かい、堤防から河川敷に降ります。そのまましばらく下流に向かってから大きく折り返して上流に向かい、あとは25キロ地点の折り返しを目指すという行ったり来たりのコースになっています。
6キロ地点を通過しましたが、この間の1キロは5分03秒でした。やはりいいペースになっているようです。この調子で30キロまでいければ……と、取らぬ狸の皮算用が早速始まります。
ところがこのあたりから異変を感じ始めます。それは尿意です。スタート前にしっかり2回しているというのに、まだ切羽詰った状態ではないのでしなくて済むかもしれませんが、尿意を我慢しながら走るか、早めにスッキリしてから走るか、難しい選択となりました。
河川敷を下流に向かうとトイレがありました。でも待っている人の姿もあります。ようやくいいペースで走れるようになったところだけに止まりたくありません。ここは通過することにしました。
大きく回ってコースは上流に向かいます。周りの流れに乗りながらスムーズに走れています。悪くはありません。
ペースを確認したくて距離表示を探しますがなかなか見当たりません。そのため不安はありますが、きめ細かな距離表示がないのもローカル大会です。自分の感覚を信じて走る方が、1キロごとに時計とにらめっこして走るよりもいいかもしれません。私は時計を気にせず走ることにしました。
やがて10キロの表示を目にしました。ここまでのタイムは59分46秒です。6キロからの4キロは平均すると1キロ5分33秒です。ちょうどいいペースじゃないですか。このままのペースでいいと自信を持って走り続けます。
10キロ地点付近で最初の給食がありました。給食に関してはこの先も適当な間隔であり、不自由しませんでした。給食の内容もバラエティに富んでいました。バナナ、あんぱん、黒砂糖、梅干しなどに加えて名古屋らしくういろうまで。
実は私、ういろうってあまり好きではありません。でもこの給食所のういろうを羊羹と思って食べてしまいました。
ところがこのういろう、普段と違って給食で食べると美味しいのです。羊羹と比べて甘さが控えめなのがランニング中の給食としてよかったのかもしれません。これは大きな発見でした。
ここまでは公園内のサイクリングコース、堤防、河川敷と、マラソン大会にありがちのコースです。しかしアドベンチャーマラソンらしいコースが、このあと続々と登場してきます。(つづく)
(1)大都市のローカル大会
(2)観光と名古屋めし
(3)愛知県知事と名古屋市長
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