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階段を 走るマラソン 初体験〜第8回ナゴヤアドベンチャーマラソン完走記3 (2015-11-2 23:40:04)
(3)愛知県知事と名古屋市長
5時30分に設定したアラームで目が覚めました。ゆっくりと起きながら準備を開始します。
ホテルの朝食は6時30分からです。それまでに準備を進めていきます。顔を洗って着替えをして荷物を準備してトイレに行って、それから朝食会場に行きました。無料朝食ということでおかずの種類は多くありませんが、しっかりとご飯を食べます。
食事を終えると部屋に戻り最後の準備です。再度トイレにも行き、それから出発しました。
部屋を出たのは7時10分頃です。受付は7時から8時までですが、伏見から地下鉄鶴舞線で5駅。悠々間に合うはずです。
地下鉄車内にはこれからマラソン大会に出ようというランナーの姿がちらほらとありました。地下鉄を降りたら彼らの後からついていけば受付場所まで案内してもらえると思い、人の波についていきました。
メイン会場にはすでに多くの人がやってきています。コースが区切ってありゲートが設けられているところがおそらくスタート・ゴールの地点でしょう。
受付テントはマラソンの部の参加者が詰めかけています。ハーフマラソンと10キロはまだ余裕があるためちらほらとしかいません。私も列に並んで受付を済ませました。
それからメイン会場に回ります。そこにはステージも設けられ、FM AICHIのパーソナリティーの方がMCを務めていました。
メイン会場内にある仮設トイレにはすでに行列ができており、まずここに並びました。仮設トイレの数は男性用が6基と女性用が8基です。そのため男性用にだけ行列ができていて、女性用はガラガラでした。数の配分は逆でもよかったかなあ……。
8時になると開会式が始まりました。開会式には大村愛知県知事もやってきて挨拶をしていました。正直なところ、県知事が来るほどの大会とは思っていませんでした。
また開会式の挨拶の中で、「北は北海道から8名のランナーが参加している」という話もあり驚きました。まさか北海道からそんなに多くのランナーが参加する大会と思っていなかったのです。
用を足してから着替えを開始しました。会場内には更衣テントも用意されていますが、すでにタイツとTシャツを身につけてきていた私はそのまま芝生の上で着替えをします。
着替えを終えると荷物をまとめて預けます。荷物を預けると番号札を荷物につけてその半券を渡してくれるという方式です。荷物札は何色かに色分けされていて、返却時はその色の窓口に半券を渡すという方式で、窓口は4か所位に分かれていました。そしてその半券をなくさないようにするため、小さなビニール袋に入れてナンバーカードにホチキスで止めるよう奨励されていました。私はビニール袋に入れてランシャツの背中のポケットにしまいこんでおきました。
この大会はスタートブロックも何も分かれていません。好きなように並んでのスタートです。速い人は早くから並んでいるのでしょうが、私はそんな急ぐ必要はありません。長蛇の列になっているトイレ待ちの行列に並ぶことにしました。スタート時間まで間に合うようにスタートラインにつけばいいのですから。
朝に並んだときより3倍以上の長さの列に並んで順番を待ちます。そこは昼食配布テントの裏手でした。
この大会の特徴のひとつとして、参加者に昼食が配布されるというのがあります。用意されているのはカレーライスとけんちんうどんです。ちょうど大きななべでけんちん汁を作り始めているところで、大量に放り込まれる豚肉を見ていたら、やっぱりゴール後はうどんだなあと決めました。
無事に2度目のトイレを済ませると8時45分でした。スタート15分前。ちょうどいい時間です。そのままスタートラインに向かいました。
前日は25度まで気温が上がった名古屋です。暑さに耐性がない時期だけに心配でしたが、朝の気温はそれほど高いと感じません。ちょっと強すぎるくらいの風も吹いているため余計涼しく感じるようです。このくらいならば大丈夫でしょう。
スタートエリア付近は非常にゆるい感じで集まっています。整列しているというわけでもなく、思い思いに集まっているという感じです。そのためあちこちに隙間があり、私はその隙間をちょっと前の方に行きました。それでも先頭まではかなりの距離がありますから、前過ぎるということはないでしょう。
やがて整列を促されます。集まっていたランナーは前との間隔を詰めて整列を開始しました。
スタートラインまではかなりの距離があるため、スターターが誰なのか見えませんし、MCもよく聞き取れません。でもどうやら河村名古屋市長が来ているようです。ローカル大会と思っていたら県知事も市長もやってくるほどの大会だったのですね。ちょっと驚いてしまいました。
やがてカウントダウンが始まったようです。かすかに聞こえる声にあわせてストップウォッチをセットします。
「バン!」
号砲とともに拍手が鳴り響きます。ストップウォッチも起動して、第8回ナゴヤアドベンチャーマラソンが始まりました。(つづく)
(1)大都市のローカル大会
(2)観光と名古屋めし
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