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階段を 走るマラソン 初体験〜第8回ナゴヤアドベンチャーマラソン完走記1 (2015-10-29 22:26:44)
(1)大都市のローカル大会
毎年1度は道外遠征をしたいと思っている私。ところが昨年は12月のはが路ふれあいマラソンにエントリーしたものの、膝の故障により断念せねばならず、道外遠征はせずに終わってしまいました。
道外遠征にはさまざまな難しさがあります。そのひとつは時期です。真冬となると吹雪などによる交通機関の乱れも考慮しなければなりません。私はいままで悪天候の影響で交通機関がストップして遠征できなかったということは幸いなことにありませんが、悪天候で飛行機が飛ばず遠征を断念したり便を変更して苦労をして遠征をするというランナーの話を聞きます。
2013年の熊本城マラソンのときは帰りの飛行機が大雪のために大きく遅れ、留萌まで帰ってくるのが1日遅れとなってしまいました。そのため福岡空港で足止めを食らっている間に職場に電話をして休暇の延長を願い出ました。
また完全なシーズンオフ期間中では体が仕上がっていない懸念もあります。2月、3月にマラソンを走るというのは冬場の体作りも大きな問題です。10月〜12月くらいだと体はできていますが、逆にシーズン終盤で疲れが溜まっている時期でもあります。昨年のように故障をしやすいという問題もあります。
そのためこれまでも道外遠征をDNSということは少なくありません。2004年の館山若潮マラソン、2005年の荒川市民マラソン、2008年の佐倉朝日健康マラソン、そして昨年のはが路ふれあいマラソンと、参加を断念してきました。航空券はいつも先得を購入しているので、その都度多大なキャンセル料も支払ってきました。
もうひとつの問題はエントリーの問題です。最近はマラソンブームのため、人気大会へのエントリーはますます困難になっています。抽選制をとる大会も多く、先着制の大会でも20分くらいで定員に達して締め切られることもあり、走る前の関門が存在しています。
1万人以上が参加する大会ではスタートロスの問題もあります。後ろからスタートすると10分以上のロスとなることもあり、混雑しているコースでは追い越しもままなりません。エントリー時もスタートしてからも、楽しいはずのマラソン大会でストレスに悩まされます。
そのようなことから、最近では走り始めた頃によく出ていたローカル大会に好んで参加するようになりました。
そんな目で探してみると……。
有名大会ではなくとも、全国にはいろいろと面白そうな大会があるものです。そうして時期的にもアクセスのよさでも内容でも興味深い大会を発見しました。
コースに階段・狭い場所・横断歩道などがあり、アスファルトだけじゃなく芝生やブロックの上もコースになっているという、その名も「ナゴヤアドベンチャーマラソン」です。今年で8回目を迎える大会のようですが、今までまったく知らない大会です。
名古屋市内の庄内緑地公園を発着し、庄内川と矢田川の河川敷を走るようです。コースは芝生あり階段あり横断歩道あり狭い場所もありと、バラエティに富んでいます。マラソン、ハーフマラソン、10キロなどがあり、マラソンの定員は1,200名。全種目を合わせても3,000名程度。なんとも手ごろな大会です。
さらにレース後には食事が提供されるようです。これもまたありがたいことです。
同じ日には大阪マラソンやしまだ大井川マラソンもあります。北海道からの遠征組はほとんどそちらを目指すでしょう。
いままで道内外のランナー仲間といろいろな大会のことを話題にしたときに、この大会の話題が出た記憶がありません。おそらく北海道からこんな大会に参加しようというランナーはほとんどいないことでしょう。
ということで、この大会にエントリーしました。もちろん、エントリーはストレスなくできましたし、ホテルも悠々押さえることができました。
空港からのアクセスのいい大都会で行なわれるローカル大会。泊るホテルから会場まで地下鉄1本で行けるアクセスのよさも魅力です。今の私には理想的な大会に思えました。
次は飛行機ですが、この時点で発表されていた先得カレンダーを見ると往路便は10月24日までの分のみ発売中となっていました。予定の行程は23日(金)に出発して26日(月)に帰るというもの。つまり往路便しか押さえることができません。とりあえず行きの便だけはウルトラ先得で押さえておきました。
10月25日からの先得は8月23日から先行予約が開始されました。しかしこの時点で10月26日までは75日を切っています。そのためウルトラ先得の設定はなく、スーパー先得でしか買えませんでした。ちょっと残念でした。
あとは2年連続の遠征断念という事態を防ぐための調整です。好結果を出すための調整じゃありません。ともかく参加することを優先して、怪我をしないことだけを考えての調整となりました。
今年は8月の北海道マラソン、9月のオホーツク網走マラソン、そしてこの10月のナゴヤアドベンチャーマラソンと、マラソンを3回走ります。近年は年に1回〜2回ということが多かったため、3回走るというのは久しぶりです。しかも3ヶ月連続というのは初めてのことです。どういう結果になるか楽しみにしていました。
ところがここまでの2回はボロボロでした。どちらも30キロの手前から歩き出し、4時間30分を大きく超えるという結果でした。今年最後のマラソンは、なんとか最後まで走りきりたいと思いました。最後まで走りきれれば4時間20分程度で走れるはずです。今年の後半に入ってからは練習の走行距離も少しずつ伸びているので、今度こそは大丈夫と思っていました。
北海道マラソンの前の週は北商ロードレースの20キロに出場して、その疲労が残ってしまって失敗しました。今回は2週前におろちゃんマラソンの10キロに参加しました。タイムそのものはけっして満足いくものではありませんでしたが、どうにか50分を切って走ることができ、いい刺激を入れることができました。マラソンの直前の準備としてはこれで万全です。
大会10日前からは10日間予報とにらめっこです。一時は降水確率が高めになることもありましたが、遠征期間中はほぼ天気もよく、最高気温は20度を超える日が続くようです。北海道から見ると天国です。ただし用意する衣類の選択が大変難しくなりました。
留萌はどんどん冬の気配が漂い走りづらい日も増えてきましたが、ゆるゆるとした練習が功を奏したか、昨年のように直前に故障をすることもなく無事に出発の日を迎えることができました。(つづく)
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