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網走の 魅力満載 新大会〜第1回オホーツク網走マラソン完走記8 (2015-10-8 21:14:08)
(8)走るより 運転時間が 長かった
ポツポツと降り始めた雨はやがてパラパラと本格的に降り出しました。降りだす前にゴールできたと喜んでいたのですが、こうしてじっと立っているときに雨に当たるくらいなら、走っているときに当たった方がましです。
とはいえ、雨だからといって列を離れるわけにいきません。雨の中に立って待つよりありません。
ちょうどフィニッシャータオルがあるので、これを頭からかぶりました。周りを見るとほとんどの人がタオルをかぶっています。フィニッシャータオルのある大会で助かりました。
助かったといえば完走証を入れるクリアファイルです。このおかげで完走証を守ることができます。紙ですから、直接雨が当たってしまうと大変なことになってしまいます。クリアファイルのありがたみを早速感じることができました。
雨が強くなったり弱くなったりする中、列はなかなか進んでいきません。
「走るのはよかったけど、これはなんとかしてもらいたいね」
「まあ第1回大会だからしょうがないね」
周りのランナーとお話をしましたが、ほとんどの方がそのような反応でした。コースのロケーションやボランティアの皆さんによるおもてなしは最高で、あとはこうした運営を改善できればさらによくなるだろうと、期待に満ちた声が多く聞かれました。
ようやく自分の番が近づいてきます。荷物受け渡しのスタッフの皆さんを見ると、皆さん休むことなく一生懸命動いています。ただ荷物を見つけるのに苦労をしているようです。荷物の整理方法を見つけやすく工夫することで、来年は改善を図れることでしょう。
ようやく自分の番となり、荷物を受け取ることができました。並んでから20分あまりかかりました。
体もすっかり冷え切ってしまいました。本当は着替えるつもりでしたが、とりあえず上からジャージを着るだけにして、温泉で着替えることにしました。この雨ではせっかく着替えた服も濡れてしまうと思ったからです。
バッグの中に傘を探したのですが入っていません。折り畳み傘を持ってきたのですが、車の中に置いてくる荷物と会場に持ち込む荷物を分けた際、こちらのバッグに傘を入れた記憶がなくて不安でした。やはり入れ忘れたようです。これは致命的な忘れ物となりました。
収穫祭で飲食券を使ったり、完走メダルに有料で名前を彫ってもらうことを申し込んだり、参加賞に入っていたソックスの引換券を使ったりしたかったのですが、雨もひどくなってきました。14時30分のシャトルバスに乗り損ねると大変なことになってしまいます。そう思ってそれらは断念して、バス乗り場に並びました。
ところが雨はますますひどくなり、土砂降りになりました。相変わらずタオルをかぶるだけでバス待ちの列に並んでいます。
参加者の駐車場から出口に向かう道路も大渋滞で、まったく動きません。その配置などから出るときは混雑するのではないかと抱いていた不安が的中したようです。このときは雨が強くなったため帰る人が集中したのかもしれませんが、国道に出るまで2時間半くらいかかった人もいたようです。この駐車場問題は来年の開催に向けた大きな課題となるでしょう。
シャトルバスもそんな車の列に巻き込まれたかなかなかやってきません。ようやく14時25分頃に私が乗ろうとしているシャトルバスがやってきました。乗車してから確認すると、バッグもずぶぬれです。中を確認すると中までしっかり濡れていて、着替えもかなり濡れていました。大変な思いをしながら帰ることになりそうです。
こんな大渋滞の中ですから、バスもなかなか動きません。それでも15分あまりで国道に出て、あとはスムーズに走りました。
網走湖畔温泉の3つのホテルに向かうシャトルバスですが、私は網走湖荘で下りて昨日泊った旅館に向かいます。雨は小降りになっていますが、これ以上濡れたくない私は走って向かいます。
「なんだよ、いざとなったらまだ走れるんじゃないか」
私は自分で自分にツッコミを入れました。
昨日の旅館で日帰り入浴をしたのですが、ちょうど先客が出るところで私は貸切状態で温泉につかりました。冷え切った体をゆっくり温めます。
温泉入浴を終えて一杯やりたいところですが、まだここからが大仕事が待っています。慌しく濡れている服に着替えを済ませて、15時30分過ぎに旅館を出ました。それから北見に寄って山の神を拾います。北見市内で給油をして、それから一路留萌に向かいました。
給油後、山の神は寝てしまいました。丸瀬布の道の駅も、旭川紋別道に乗ってからの白滝の道の駅も寄らずに通過しました。休み休み行くよりも、元気なうちに一気に進んでおいたほうがいいという判断でした。
旭川紋別道を下りて比布のファミリーレストランで夕食にしました。時間は19時30分頃でした。食事を終えてからまた留萌を目指し、深川のコンビニでコーヒータイムとしました。駐車場から夜空を見上げると月が輝いていました。そういえば今夜は中秋の名月だったと、いまさらながら思い出しました。
そこからは一気に留萌を目指し、22時少し前に無事到着です。復路も往路と同じく300キロ超えのドライブです。昼食・休憩時間を含めて6時間半に及ぶドライブでした。
朝の9時から5時間近くかけて走り、15時半から6時間半かけてドライブし、強行軍の1日がようやく終わりました。
オホーツク網走マラソンはとってもいい大会でした。第1回大会ゆえの運営上のトラブルもありましたが、この大会ならばきっと次回は解決してくれると思わせてくれる素晴しい大会でした。
でも来年は……。
少なくともこのスケジュールでは行きません(笑)。行くなら後泊もつけて、収穫祭までたっぷり楽しみます!(おわり)
(1)いざ、網走へ
(2)網走番外地
(3)強気が生まれる
(4)理想的なペース配分
(5)天国から地獄
(6)網走監獄和牛
(7)ひまわり畑へゴール
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