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せんぼく紀行(観光編・1) (2015-9-23 7:14:42)
シルバーウィークの初日、伊丹空港から秋田空港まで向かう。8時発の飛行機なのに出遅れて、モノレールで空港に着いたのが7時半。連休ということもあり、手荷物預けも保安検査も大行列だったのだが、何時発のどこどこ行きの方はこちら、と案内している係員に申し出て行列をすっ飛ばし何とか定時出発に間に合った。子連れの旅行でそんな早い時間の便にするなと相方から散々非難される。
大阪を飛び立って1時間半、ボンバルディアのプロペラ機は雲間を突っ切って秋田空港に着陸。タラップから降りて、47都道府県のうち最後に残っていた未踏の秋田県に足を踏み入れた。
空港からはレンタカーに乗って移動。高速は使わなかったのだが、国道でない下道でも整備状況はよく、車の数も少ない。道の駅協和を経由して角館の街を訪れた。ここで昼食を取る。本当なら武家屋敷を見て回るのがお約束なのだが、早朝から叩き起こされて寝不足で不機嫌なわが子と相方には応じてくれる余地もなく、すぐに出発した。
道はやがて田沢湖線と並行して走るようになる。そこで、沿道にある無人駅で秋田新幹線をわが子に見せてやろうと、角館駅と田沢湖駅のちょうど中間あたりにある神代(じんだい)駅に立ち寄った。待つことしばし、現れたのはローカル線の普通電車だった。まあこれはこれで滅多に見られない標準軌専用の在来線だ。ただ、通過待ちすることなく去ってしまった。
さらにしばらく待つと、ついに秋田新幹線E6系こまちの登場。通過かと思いきや、待避線側に停まった。ということは反対側からもこまちが来るぞと待ち構えると、来た。高速通過だと身構えたが、これも減速してきて一旦停止。おかげでじっくり観察できたが、何だかちょっと拍子抜け。まあ、これでわが子も機嫌を直してくれたようだ。
田沢湖畔に着いて、翌日の田沢湖マラソンの受付をする。駐車場の整理がされておらず停めたもん勝ちという状況だった。田沢湖の周りをぐるっとドライブし、たつこ像に立ち寄る。湖岸で魚の餌をやっていると、鰻養殖の食事シーンのように魚が群がって食いついていた。田沢湖はかつて強酸性の玉川の水を引いたため水質が変わりクニマスをはじめとする魚類は死滅したと聞いたのだが、一部残っている魚もいるようだ。(クニマスについては以前の記事で記述あり)
次にはちみつ屋に寄って、色々な種類のはちみつを試食。はちみつ果実酢も試飲できるが、わが子が何度もおかわりをせがむので、止めるのが大変だった。そしてはちみつソフトクリームをいただく。
今回の宿は田沢湖から少し標高の高いところに上がった田沢湖高原にある民宿。基本はスキー宿のようだが、かなり年季が入っていて要するにボロい。自分には許容範囲内だったが、相方はかなり引いていた。夜中に結構雨が降っていたようで、翌日の天気が気になった。