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  ホーム >> frunブログ集 >> 【都民交響楽団 第120回定期演奏会を聴く】

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feed 【都民交響楽団 第120回定期演奏会を聴く】 (2015-9-21 9:21:42)


2015.9.20 トリフォニーホール

シューマン交響曲第4番、R・シュトラウス交響詩「英雄の生涯」

指揮:末廣誠  コンサートミストレス:山中美知子

都民響は毎週水曜午後6時半からの練習、入団前にオーディション、入団後も定期的に技量試験という高技量集団の
アマチュアオーケストラの一つです。

最近はアマチュアオーケストラを鑑賞するのもかなり絞っているのですが、都民響、シンフォニカ、新響等は
極力聴き続けていこうと思っています。

チケット引き替えは開演2時間から。このオーケストラは葉書と交換でチケットを当日入手できます。無料です。
入場料を収入源としないので、大丈夫なのかなぁと思ったりします。友の会、本当に入会考えようかなとも
(1口3,000円で年3回のチケットを用意だとか..。そうなると1回あたり1,000円。これでもかなり安い!)。

私は正午過ぎにホール前に行くと、団関係者が何人も外に待機されていて、引換所へ誘導。食事してホールに戻り、
開場も何ら問題なし。ストレス無し。

今回は3Fの中央、前から2列目で鑑賞。

シューマンの第4番は個人的には第2番の次に大好きな曲。弦に結構、負担が強い曲かと思いますが、今回の演奏では、
各人の猛練習の甲斐もあってか、純に曲を鑑賞することが出来ました。特に第3楽章の中間部は、心奥深くに染みました。

「英雄の生涯」は、なぜかこの数年、何度も何度も実演に接しています。アマオケでは、あの奇跡的名演として
覚えているシンフォニカ以来となります。


今回のホルン1人賛助出演だったようですが、女性奏者5名、男性奏者3名。
塚田さんは安定の奏法、ソロホルンは女性奏者でしたが、私が過去、このオケを聴く度に絶賛している女性ホルン奏者と
同一人物かと思います。同団のブルックナー9番を聴いた時に、なんか凄い女性ホルン奏者がいる!!と驚いたことを思い出しました。

冒頭「英雄」のホルンも壮大に響きましたが、それ以上に低弦の音量が私がいる3F席に飛び込んできました。
新響、シンフォニカ等と同様に、本当にアマオケなのか?と驚く瞬間。

「敵」での木管もお見事。末廣さんのテンポがやや早めで、よくあのテンポについていけるなぁと感心。

「伴侶」でのコンミスさんのソロの音色はやや線が細く聞こえる箇所があったものの、次々に襲う(?)難所をクリアーされていきました。

「戦場」のTpファンファーレは舞台上から。3人の女性奏者が高らかに!ここからは、私はVlaの某お方に視線を集中。
おお!指、回ってる、回ってるって(^^)。

「業績」での各テーマの回顧も、とてもわかりやすく奏でてくれましたし、「引退・死」での静寂部分も聞き応えがありました。

思うにこの曲は「業績」以降をどう演奏するかが、最大のポイントかもしれません。

各団員が仕事、家庭の時間からうまく音楽に対峙する時間を捻出し、そしてこのように高度な演奏を披露するのは、
本当に大変なことかと思います。聴く度に、こちらも力をもらいます。ありがとうございました。

次回定期は「シベリウス5番」と「春の祭典」だそうで(@@;)。凄いなぁ、そのパワー!!


フライング拍手や、汚い声のブラヴォー等は、先に書きましたが、本当に残念ではありましたが..。
過去にも都民響定期で起きているので、こういう注意アナウンスも必要になってくるかもしれませんね。


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