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【常総市ボランティア 2日目】 (2015-9-20 6:07:51)
美妻橋は渡れましたが、周辺は通行不可。唯一、外部と交流可能なのがこの橋のようでした(その後、つくば市へも行けるようになりました)
関東鉄道常総線は、踏切の遮断棒(?)は、どこかに流されて、踏切自体もあちこちで破損。線路の陥没もあったようで、
完全復旧はまだ時間がかかるようです。
公民館に避難した高齢者の方々と少し話したのですが、自分達(夫婦とか)だけの食料なら、食料がある他の避難所に歩いて行けば、
入手出来るかもしれないけど、それじゃここの仲間に申し訳ない..といったことをおっしゃっていました。
この公民館に届くのを待つということ。
地域のつながりが強いんですよね。食料が届いている避難所からこういう公民館に物資を運搬すればいいのに、
なかなか、それが上手く出来ないみたいで。だから1日目は私達が車で買い出しに。公民館だって指定避難所の一つ。
災害の度に避難所格差が生じます。今回は市内でいろいろと差が。難しいのかもしれませんが。
本日は物資の分別作業の手伝い。いくつかの避難所で作業しました。まず、坂東市から常総市美妻橋に向かう直前あたりに
ボランティアセンターが開設されていて、ボランティア向けの駐車場として場所が確保されました。
移動中に見るとほぼ満車です。あちこちから駆けつけてきてくれたのでしょう(常総市近辺の方を募集中)。
最初の避難所ですが、ここで寝泊まりしている方はもういないようです。昼間はここに滞在し、
夜間は応急ながらも清掃した自宅で寝ているとのこと。床下浸水ということ。
ただ、断水は続いていて、この避難所に不定期に来る給水車と支援物資の配給車が来るのが頼りとのこと。
支援物資ですが、あまり必要でない物が大量に来たり、まだまだ情報共有が不徹底のようでした。難しいのですけどね。
高齢者ばかりのところに赤ちゃん用おむつが一番多く届いたり、次にトイレットペーパー、毛布等。
次の避難所は高齢者だけではなく、私ぐらいの方も何人か。ここは水も電気もOK。
そんな作業中に、軽トラがやってきて、米、ジャガイモが入った段ボールを提供。下妻から来た農家だとのこと。
ランニングシャツを着たオヤジさんです。野菜はジャガイモしかないけど、これでカレーでも作ってくれと、一言残し、
帰って行きました。やるなぁ!!
避難所にもよりますが、昨日のところもそうでしたが、道がグチャグチャなところもあり、私自身も数回、運転中、怖い思いをしました。
自衛隊の特殊車両(タイヤが大きい車)は余裕で突っ切っていきましたけど。50連隊とか書いてありましたが、
どこからいらっしゃったのでしょう?ご苦労さまです。
小学校、中学校の児童生徒も終日ボランティア作業です。彼ら彼女らの「手伝います!」「大丈夫ですか?」等の声があちこちから
聞こえました。
それから頭に来ること、2つ。
・ドロボーがいる。昼夜問わず、ご自宅を荒らされた方がいました。自警団を組んで見回り強化。各家に人がいたら、とにかく声をかけること。
・仮設ゴミ置き場に夜間、勝手に廃棄していく奴がいる。ゴミは朝〜夕方までが受付時間。それもきちんと何かしらの確認をしてから
廃棄がルール。どうやら、今回の災害とは関係ない奴らが、粗大ゴミをどさくさに紛れて、常総市に捨てていくようです。
ゴミ置き場どころか、路上に置いていくという馬鹿も。夜間見回りを強化するしかないようです。
嫌な話を聞いてしまいました。
たった2日間でしたが、いつもながら災害で思うのは、これが一週間、一ヶ月・・と経過していくと、世間から忘れ去られていくと
いうことです。それが被災者側には堪えるのです。今は被災者も疲労しつつも気が張っている方が多いでしょう。
しかし、十数日後、その張っている気持ちが萎える時があります。その時が怖いのです。
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