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走るより はつみ三昧の 3日間〜2015北海道マラソン完走記 第2部の5 (2015-9-12 23:24:51)
(5)悪戦苦闘
30キロを過ぎて給水所があります。そしてここには給食も用意されています。
北海道マラソンは真夏のマラソンということもあって、他の大会よりも給水所の混雑は著しいものがあります。
制限時間が4時間の頃は、給食は用意されていませんでした。ですが制限時間が延長されてからは給食も用意されるようになり、その内容も徐々に充実してきました。
でも私は給水所の混雑に巻き込まれないために、この大会の給食はほとんど利用しません。補給用にスポーツようかんを2本持って走っています。そのうちの1本は、折り返してまもなく食べました。もう1本あるから給食はとらなくても大丈夫と思っていたのですが……。
ここの給食所にはスイカがありました。それを見た途端、無性にスイカを食べたくなってしまいました。
私はスイカを一切れとって給水テーブルの後ろに回りました。そこでゆっくりとスイカを食べます。
食べ終えて少し気分がリフレッシュをして走り始めました。
31キロのラップはスイカロスもあったため7分48秒かかりました。しかしそのあとは6分42秒と6分台に戻すことができました。
32キロの通過タイムは3時間24分27秒です。残り10キロあまり。すでにラップが7分近くなっていることを考えると、4時間30分を切るのは難しくなってきました。しかしここまできたら歩いても最終関門は通過できそうです。
でも油断はできません。ひとたび歩いてしまうとそこから気持ちを繋いでいくのは難しくなります。ペースを落としてでも可能な限り走り続けようと思いました。
新川通を終えて西野屯田通に入ります。沿道からの声援にはできるだけ応えようと思うのですが、徐々にそれもきつくなってきました。それでもラップは6分47秒、6分43秒と、ペースを守っていきます。
35キロ地点は3時間45分01秒で通過しました。この間の1キロは7分04秒と7分台に落ちました。5キロのラップも35分04秒となり、スイカロスが響いて35分を超えてしまいました。
35キロを過ぎてまもなく、ガソリンスタンドのトイレに寄りました。少しずつ休んで呼吸を整えながらゴールを目指すことにしました。
36キロのラップはトイレロスもあったため10分01秒かかりました。しかし37キロのラップは6分44秒と戻すことができました。
37キロの通過タイムは4時間01分45秒です。残りは5キロあまりです。ここからすべて歩いたとしても5時間前後でゴールできるでしょう。ようやくひと安心です。
安心したのが悪かったのでしょうか。北大への道に入るとすぐに吐き気に襲われました。ここで私の気持ちはすっかり切れてしまい、歩いてしまいました。
ここから先は歩きと走りの繰り返しです。38キロは8分57秒、39キロは8分39秒と、苦しいラップになりました。でも北海道大学のメインストリートに入るとゆっくり走り続けます。
40キロは4時間26分47秒で通過しました。この間の1キロは7分26秒にあがりました。
もう関門の心配はありません。前に進んでいる限り最終関門もクリアできます。そう思いながらクラーク像前のロータリーを左折します。すると前方にまきおさんとライカンさんの姿がありました。どうやらここで待っていてくれたようです。二人に手を振って通過しました。
北大を出て道庁に向かいます。ゆっくりゆっくり走っていますが、41キロも7分42秒で通過しました。どうにか7分台のラップを保って走っています。あとはこのまま道庁赤レンガ前を抜けて大通公園を目指すのみです。
しかし最後の最後でもう一つの試練が待っていました。(つづく)
第1部 聴く
(1)加賀谷はつみ
(2)加賀谷はつみ北海道マラソン応援ライブ
(3)加賀谷はつみミニライブinたんぽぽ
第2部 走る
(1)カウントダウン
(2)早くもリタイアを考える
(3)中間点通過
(4)地獄への入口
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