たまには前のように指導報告など。

Mさん、以前にくらべ

体幹の強さがかなり増してきました。

具体的には呼気できっちり腹筋の深層に刺激を与えられるようになったため
姿勢保持をしっかりできるようになりました。
慣れない動きだとまだ手こずりますが、デッドリフトなどはかなり良姿勢で行えています。

呼吸やランニングなどの自主練もしっかりしているようです。

まだ、立位ではややスウェイしていますが
自分で良姿勢を理解し、不良姿勢を修正できるレベルまで上がってきました。

素晴らしいと思います。

デッドリフトのポイントは
呼気で腹斜筋を刺激し、上体の安定を作り、かつ骨盤の動作をただしく行い
股関節の屈曲・伸展を行うこと。

それにより股関節屈曲筋群、おもに腸腰筋と大腿筋膜張筋の収縮および弛緩
かつ股関節伸展筋群、おもに臀筋とハムストリングの収縮および弛緩 

そして脊柱においては、もっとも深層の多裂筋をはじめとする脊柱起立筋群を強烈に収縮できます。
(立位でやや弛緩)
股関節屈曲時(股関節ををパキッと折り、上体を倒すイメージ)にきちんと臀筋、ハムストリングにストレッチを感じられるように。

動作中に骨盤のニュートラル姿勢が崩れたりした場合は直ちに修正します。
そこは幾らチェックしてもしすぎることはないし、厳しく鋭く見ています。

またクライアントにも
しっかりとした意識をもって姿勢のキープと動作を行うように
と伝えています。
意識の崩れが姿勢の崩れを招き、結果、よくないパフォーマンスを招いてしまうので。


目標の身体に必要なエクササイズをしっかり選定し
それを良いパフォーマンスでトレーニングできれば、確実に目標の身体に近づいていくわけですね。
そうでなければ遠回りするだけです。

なので、パーソナルトレーニングを受けるクライアント本人が
いかに前向きな気持ちで貪欲に取り組むか、が大切になってくるでしょう。
筋肉的、神経的な気付きは本人にしかわからないことです。
もちろん、その気付きのきっかけを与えるのがパーソナルトレーナーですが(^_-)

また、意識したことを日常生活で積み重ねていれば(姿勢、呼吸、身体の動かし方など)
それをエクササイズで行うことは容易になります。
もちろんそれでも崩れは出てくるものなので、そこはトレーナーの目で見て修正を行うわけですね。
それがフィードフォワード、フィードバックです。
この流れが大切ですね〜。