関東地方を襲った豪雨は東北地方にも爪痕を広げ、今日は宮城県にも大雨特別警報が出されました。

　栃木・茨城の大雨特別警報は解除されたようですが、鬼怒川の氾濫による行方不明者の数はどんどん増えているようです。宮城県でも河川の氾濫が起きているようで、これ以上被害が拡大しないことを祈っています。

　1年前の今日、9月11日は札幌にも大雨特別警報が発令され、90万人に避難勧告が出されました。豪雨被害は各地でありましたが、豊平川は氾濫することもなかったため、今回のような大きな被害にはつながりませんでした。でももしも豊平川が氾濫していたら……今回のような様子が札幌市内でも見られたことでしょう。

　豊平川は氾濫しなかったものの、このときの雨は各地に大きな被害をもたらしました。私たちランナー的目線でいうと、札幌支笏湖ウルトラチャレンジ70kmのコースが壊滅的な打撃を受けたということでしょうか。札幌と支笏湖を結ぶ国道453号が大きく被災しました。部分的には跡形もなくなるほどの打撃を受け、通行止めが解除されるまで約1ヶ月もかかりました。

　ウルチャレコースとなっていた自転車道はまだ復旧の見通しがたたないようで、今年もウルチャレはコースを変更して行なわれます。

　ともかく水というのは集まるとものすごいパワーとなります。それは人間が太刀打ちできるものではありません。堤防が食い止めている間はいいのですが、ひとたびこれが破られると濁流は一気に襲いかかってきます。それから逃げようとしても間に合わないこともありますから、「まだ大丈夫」と高をくくらず早めの対処をすることが必要だと思います。

　そのためにも、国土交通省の「川の防災情報」などで近傍の河川の状況を見ておくことも重要だと思いますよ。

http://www.river.go.jp/


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