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  ホーム >> frunブログ集 >> 全力を 出した証の 大失速〜第15回利尻島一周悠遊覧人G完走記3

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link Road to SAROMAN BLUE Road to SAROMAN BLUE (2024-10-10 15:00:05)

feed 全力を 出した証の 大失速〜第15回利尻島一周悠遊覧人G完走記3 (2015-6-12 23:18:43)

(3)順調なすべり出し

 3時半にスマホのアラームが鳴って目が覚めました。しかしなかなかベッドから脱け出すことができず、4時に部屋のドアがノックされるまでベッドの中にいました。

 朝食用のおにぎりとおかず、バナナを受け取り、利尻富士を見ながら朝食です。でも山の上の方は完全に雲の中となっています。朝のうちは雲をかぶっていても昼くらいから晴れるのもよくあるパターンです。それを期待します。

朝

 食事を終えるとトイレを済ませてウェアに着替えます。ランシャツの下に着るTシャツは長袖と半袖を用意していますが、迷わず長袖を選びます。

 会場に持っていく荷物としては、入浴するための道具と小銭入れと着替えです。以前の大会で替えのパンツを入れ忘れたため、入浴後はノーパンで帰ってきたということがありました。今回はそんなことがないように、ちゃんと確認をします。

 準備も整い、5時にペンションを出発します。ところが外は寒いのなんの・・・。5時の気温(本泊アメダス)は5.2度でした。レースウェアの上に冬用のブレーカーを着ていますが、それでも凍えてしまいそうです。スタート地点のりぷらに到着すると、もう外に出たくはありません。

 5時40分頃からスタート前の記念撮影があります。いいポジションで写るために早めに外に出ましたが、上着を脱いでいるから寒くてたまりませんでした。

 それでも走り出したら暖かくなってくるでしょう。ただ問題は、今年は歩く区間も長くなりそうだということです。汗をかいて濡れたTシャツを着たままこの寒さの中を歩くと・・・これは危険です!かといって厚手のブレーカーを着たまま走るわけにはいかないし・・・。

 それで思いついたのが長袖Tシャツの重ね着です。入浴後の着替えの中に長袖Tシャツも入っています。これを着てしまえばいいのです。走るには暑すぎるでしょうが、歩くときはその方がいいはずです。今回は走る時間より歩く時間の方が長くなる可能性がきわめて高いと思われます。私はそう決めて、写真撮影が終わるとすぐに荷物置き場に行って長袖Tシャツを重ね着しました。

 着替えを終えてスタート地点に向かうともうスタートまで10分を切っていました。参加者はみなスタート地点に集まっています。そんな中、同じLRS北海道のフーさんとスタート前の元気な姿を撮っておきます。

スタート前

 それから最後尾のほうに回ってスタートを待ちます。長袖Tシャツを重ね着しても寒く、どうやらこの作戦は成功のようです。なにしろ今日はこの寒さの中を何時間歩くことになるかわからないのですから。

スタート

 スタートに向けたカウントダウンが始まります。私はスマホのアプリを起動して準備をしました。

 「バン」

 と号砲が鳴り響き、それとともにアプリを起動します。いよいよ利尻7周目の旅のスタートです。沿道の両側で応援してくれている方々に手を振りながらゆっくりと進みます。

 いつもと比べてゆっくりすぎないかと思うくらいのペースですが、今年はこれで十分です。なにしろ明らかな練習不足です。5ヶ月間の練習量は、私がランナーデビューをしてからの16年間で群を抜いた少なさです。完走するためにはオーバーペースは絶対に禁物です。

 でもこのペースでも、15kmを2時間という設定ペースよりかなり速いはずです。だから安心してゆっくり走れます。気持ち的に余裕を持って走れたということが、振り返ってみるとこの日の結果に大きく影響しました。

 相変わらず利尻富士は雲に隠れています。しかし雨が降りそうな空模様でないことは助かりました。また風も気になるほどではありません。この気温で雨風がつくと、走る気持ちも萎えてしまいます。

 3〜4年前がそうでした。スタート時には雨が降っていたせいで走り出しても体は冷えたまま。最初のトイレに寄ったときに早くもどこでリタイアするかということを考えていました。コンディションはあのときよりはましでしょう。

 9年前、初めて参加したときは定員が200名のところ約150名の参加でした。今年は定員も500名と増えており、これが埋まっています。当時の3倍以上の参加者です。コース上を埋めるランナーの帯が長く続いていました。

走者の列

 本泊の市街地では手作りの応援幕を掲げて応援してくれています。たしかここでは2年前も応援していたはずです。そしてこの応援幕は、50kmを過ぎたところにも掲げられていたのを見た記憶があります。今年もこの場所での応援を終えた後、また移動して掲示されるのでしょうか。

横断幕

 やがて最初のチェックポイントに到着しました。腕時計を見ると30分を回ったばかりです。

 いやいや、そんなに速いペースでは走っていません。ここはきっと距離が短かったのでしょう。かといってスマホをホルダーから出して確かめるようなこともしません。今日は正確なラップはどうでもいいんです。目標ペースに対してちゃんと貯金を確保しながら走ることだけが大事です。そうすればゴールできるのですから。

 最初のチェックポイントではスポーツドリンクのみをいただいてコース復帰しました。

 第1チェックポイントにはトイレがありませんが、通過してしばらくすると左手に大磯駐車公園があります。4年前の雨のときはここのトイレに寄ってリタイアを考えたのでした。今日も寒いせいか大勢のランナーがトイレに向かっていきます。でも私は通過しました。大丈夫、今年はまだリタイアの誘惑もありません。

 右手には礼文島がくっきりと見えます。気温が低いため空気が澄んでいるのでしょうか、今までで一番よく見えるような気がします。

礼文島

 まだまだ走り出してから1時間も経っていませんが、ここまではどうにか順調でした。(つづく)


(1)2年ぶりの利尻
(2)今年もうにぎり


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