frunブログ集
メイン | 簡易ヘッドライン |
全力を 出した証の 大失速〜第15回利尻島一周悠遊覧人G完走記2 (2015-6-11 23:01:24)
(2)今年もうにぎり
うにめし丼の写真を撮れなかったのは大誤算でしたが、味は期待通りの美味しさでした。
食堂丸善に入るとき、店の前には気になる掲示がありました。
「今日から利尻産生うに丼が食べれます」
利尻のうに漁解禁は6月1日だったはず。どうして今日からなんだろう?と思いましたが、その理由がやがて明らかになりました。
私の後から入店した人が次々と生うに丼を注文します。ところが店員さんは「もうじきうにが届きますので、10分くらい待っていただけますか」と答えています。なんでもここ数日は海が荒れてうに漁をできなかったそうです。そしてこの日も波は高かったのですが、唯一仙法志だけはうに漁ができたそうで、どうにか提供できるようになったそうです。
やがてペンションでもいつもお世話になっている真奈美さんがうにを抱えてやってきました。
昼食を終えてから、真奈美さんにペンションレラモシリまで送ってもらいます。
荷物を部屋に置いて、受付に向かいます。受付を済ませてナンバーカードや参加賞を受け取りました。
そして利尻富士町内を散策です。新しくなったフェリーターミナルをじっくりと見ました。
そしてまたペンションに戻り、翌日のウェアにナンバーカードをつけるなど準備をします。それからペンションレラモシリご自慢の温泉に入ります。そして18時40分からの前夜祭に向けて部屋で休みました。
18時になり会場に向かいます。そしてチームねねすけのメンバーとともにテーブルにつきました。
昨年は海が荒れてうに漁が行われなかったため前夜祭でうにが出なかったそうです。そのため今年は「倍返し」するということだったそうです。
しかし今年も危なかったということは食堂丸善で情報を入手済みです。黒川実行委員長の挨拶の中でも、「量も値段も倍返し」とあったように、今日のうにはかなり値が張るものだったでしょう。
この前夜祭も年々参加者のマナーが悪くなり、乾杯前に飲み食いを始めるテーブルが増えてきましたが、私たちのテーブルは町長さんの挨拶もしっかりと聞きながら乾杯を待ちました。
乾杯後、私は早速うにぎり作りです。大きなおにぎりにうにをていねいに積んでいきます。
そんな私の楽しそうな姿をしっかりカメラに押さえている人もいました(笑)。
ずっと姿を隠していた利尻富士も、このときようやく姿を現しました。
しかし結局姿を現したのはこのときだけです。あとはずっと恥ずかしがって頂上を見せずに終わってしまいました。
昨年の大会で10回完走となり「利尻の風人(WINDMAN)」の称号を受けるランナーが4名壇上で表彰されました。私は今年完走できれば7回目ですから、早ければ4年後の19回大会で壇上に立つことができます。そのためにも今年なんとかゴールしなければなりません。
やがて時間となっておひらきとなりました。私はペンションに帰りました。
頼んである朝食は4時に部屋まで届けられます。ということは3時半には起きておかなきゃなりません。そこから逆算すると9時過ぎには寝ておきたいところです。私は翌日の荷物を再度確認し、寝る態勢に入りました。
5ヶ月間の走行距離が250km。1日の最長走行距離が12km。これで55kmを走るというのはあまりにも無謀です。
しかしこの大会は制限時間10時間です。それが突破口となります。
初めてこの大会に参加したときは膝痛のため整形外科に通っていました。痛くなったら歩くことという条件付で参加を許可してもらい、15kmを過ぎてからは歩いたり走ったりの繰り返しでした。しかも40km以降は大半を歩きました。
それでも9時間を切って完走しました。今年はそのときの自分が参考になります。
15kmまで2時間以内で走る。それは無理なことではありません。
その後は5キロを1時間で歩く。これも無理なことではありません。
このペースでいけばちょうど10時間です。最初の15kmで2時間を切ればその分はすべて貯金です。15kmを過ぎてから走ることができれば、貯金をさらに増やしていくことができます。そう考えるとゴールできそうな気がします。
うん、大丈夫だ。8時間も歩く気力さえ続けば・・・。そんなことを考えながら眠りにつきました。(つづく)
(1)2年ぶりの利尻
いつも読んでいただきありがとうございます。
いいね!と思った方は
↓応援クリック↓ をよろしくお願いします。
マラソン・ジョギングランキングへ