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【2015.5.2 駒込 ソフィアザールで高橋真珠さんのヴァイオリンを聴く】 (2015-5-3 17:23:46)
高橋真珠さん、親戚ではありませんが(^^;)。
幼少時代から桐朋学園大学音楽学部附属子どものための音楽教室で学び、桐朋女子高等学校音楽科入学、
その後、桐朋学園大学音楽学部diplomaコースを経て米国留学。イギリス、スイス、イタリア等でも研鑽を積み、海外オケでも活動。
次の目標にステップップ中に、この演奏会を企画してくれました。
アンコール演奏中の、初老男性による連続のカメラシャッター音等、不愉快な場面もありましたが、
真珠さん&そして本間さんによる演奏はとても良かったです。
この演奏会での不愉快に思ったカメラシャッター音:こちら
1曲目はドヴォルザーク「4つのロマンティックな小品」。ヴァイオリン小品の中ではとても有名な曲で、この主題は一度聴いたら、
もう耳から離れることはない、素敵な作品です。
知人の披露宴等の後半で、演出?の一つとしてプロ奏者が弾いたことがありました。もう皆さん、涙、涙でしたよ(^;)。
今回の真珠さんの演奏ですが、冒頭からして私は感涙を覚えました、彼女もこの1年、いろいろと大変な時を過ごされました。
でも、音楽家として更に前へ進もうとするその強い意志をこの演奏で感じ取れることも出来ました。
ただ、最後の音が鳴り終わるや、フラインブブラヴォーで...。
次にイザイの5番。イザイでは例えば3番等はよく耳にしますが、5番の実演に接するのは今回で2回目。
5番は、音大生にとっては最初に取り組むイザイの作品かと思います。しかし、ただ弾けるだけではダメなわけで、
そこに何かが欲しい。そういう事がないと音楽家にはなれないわけで。
今回の彼女の演奏では聴衆達の心を自分に力強く引き寄せたというか、そういう力を感じました。
シューマンのソナタ第1番。以前から彼女のシューマンを聴いてみたいと思ってました。
彼女にはシューマンが一番合うのでは?と素人ながら思ってました。ようやく実現です。
シューマンのヴァイオリンソナタは2番があまりにも有名ですが、1番も名作だと思います。
内なる声を、この作品で訴えたかのような、そんな響き。
真珠さんの演奏は本当に素晴らしかったです。
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