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就職の『オヤカク』 (2015-3-20 21:32:10)
そういう時代なんですかねえ・・・としか言いようのない記事でした。
なぜ、人事部は内定者の親に「とらやの羊羹」を贈るのか(プレジデントオンライン)
http://president.jp/articles/-/14848
私、今月末でちょうど勤続30年を迎えます。つまり私が就職活動をしたのはもう30年も前のことで・・・。
私たちの時代は、たしか就職活動の解禁が大学4年の10月だったと思います。でも実際は、うちの研究室では夏頃に募集が来ていて、多くの場合は10月を待たずに内定をもらっていました。内定をもらえなかったのは公務員志望の者だけです。当時は2次試験の合格発表が10月頃だったように記憶していますから。合格発表が出てから、希望する省庁回りをしたように記憶しています。
ところが今はずっと早いんですもんね。しかも内定にたどり着くまでエントリーシートの提出からさまざまな段階を踏まなければならないそうで・・・。
うちのOgakunも就職活動には苦しんでいたようです。ずいぶん早くから頑張ってました。それでも本人に聞くと、彼の場合はスタートで出遅れていたようで焦りもあったみたいです。
しかし私は無頓着でした。けっして無関心だったわけじゃありませんよ。ただ、就職活動なんて親の出番はないと思っていたのです。幼稚園のお受験じゃないのだから。
でもこの記事を読むと違うのですね。企業説明会に親も出席したり、エントリーシートを母親が書いたり。なんだかお受験並みのことをやってる方もいらっしゃるのですね。
しかも就職するには『オヤカク』が大事なのですか?いやいや、立派な成人が就職するのに親が口出しをするようなことじゃないと思うのですが、そういう考え方ってもはや時代錯誤なんですかねえ。
まあうちの場合はちょっと特殊なケースだったかもしれません。なにしろ進学も、北海道からはるばる広島に行きましたからね。親としてはもちろん近くに居てほしかったのですよ。特に母親はそうだったと思います。
でも本人がいろいろな資料を検討して、「この大学でこれを勉強したい」と言われたら、それ以上口を出すことはできないじゃないですか。誰の人生でもない、自分の人生なのですから。
遠いこともありまして、企業説明会どころか入学式や卒業式すら私たちは行きませんでした。まあ私はそもそも大学の入学式とか卒業式は親が出るものじゃないという考えですけどね。
そんな感じでしたから、就職に関してもすべて本人任せでした。自分でやりたいことを見つけて自分で入りたい会社を見つけないと、親が押しつけるものではないですからね。ただ先輩社会人として、相談を持ちかけられたときは真剣に対応しましたよ。それはきっとOgakunも感じ取ってくれていると思います。
だから彼が自分の考えで就職したい会社を決めたとき、私は100%賛同しました。ただ本音としては、彼が第2希望として挙げていた会社に入ってほしいと思っていたのですが(笑)。
結果的に、彼はその第2志望の会社には落ちたものの、第1志望の会社に見事合格しました。彼の思いが通じて大変嬉しく思いました。
内定が出てから、人事担当者の方から丁寧な手紙とお食事券が送られてきました。あまりもの丁寧な対応に私たちは驚いて、すぐさま自筆の礼状を認めました。「ずいぶん丁寧な対応だな」と言って奥さんとも感激していたのですが、この記事を読む限りではそれも『オヤカク』の一環なのですね。
この記事を一通り読んでみると、どうやら最近の学生さんは親への依存度が私が思う以上に高いようで、さらにその裏返しとして親の子供依存度も高いようですね。
その点、うちの親子は適当な距離感でやってこれたのかなあと思いながらこの記事を読んでいました。
Ogakunはどう思っているか、もしも彼がこの記事を読んだならばぜひ聞いてみたいものです。
いつも読んでいただきありがとうございます。
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