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feed 【調布市音楽連盟30年記念、高関・桐朋との「カルミナ・ブラーナ」を聴く】 (2015-3-17 7:42:05)

調布グリーンホール。午後2時開演。

第1部は合唱曲、第2部はオーケストラとの共演。

グリーンホールで聴くのは初めてです。開演の10数分前に入ったのですが、結構、お客さんが入っていてびっくり。
合唱団の方々が知人、友人を招いたからかと思います。調布市にはアマチュア合唱団が19団体あり(凄い数!)、
その有志達が今回の記念合唱団を結成。更には地元の小学生達も合唱で参加。


開演直前にはほぼ満席になりました。アマチュア合唱団は基本、かなりの年配の方々。
ひな壇に上がるのも、膝が痛いのか、少し大変な方もいらっしゃいました。大体70歳前後かと思います(聴衆もかなり平均年齢が高い)


第1部は文部省唱歌等。歌うことを趣味として日々お過ごしの様子が十分にわかりました。

休憩後、第2部、「カルミナ・ブラーナ」。桐朋オケが市民団体と共演するのは初めて。

Vnは6プル、Vlaは5プル等フル編成。合唱には市民合唱団に加え、桐朋の学生合唱も加わり、ステージはほぼMAX状態でした。

演奏は冒頭からオケの音量が非常に強く、非常にパワフルな演奏になりました。また合唱団も最前列から3列目までは桐朋の学生。
メイン?の市民合唱団は後方へ。難しい歌唱の部分は学生に任せ、市民合唱団は歌わないというスタイル。

私としてはもう少し市民合唱団を前面に出して欲しい部分もありましたが、曲の難易度から考えて致し方なかったのかもしれません。

小学生の合唱は、例えば音教生の子達だと歌い方も少し違うかもしれませんが、今回は地元の小学生。
それが、とても素で可愛らしい歌い方で好感を抱きました。

バリトンソロの方は、やや演技?をしながらの歌唱。まぁ、曲が曲ですから、そういう歌い方かもしれませんが、少し大げさかなと思うところも。

終演後、ロビーで娘の荷物(今回は楽器以外)を受け取るため、待機していたのですが、その間、合唱の方々も着替えを終えて出てきて、
聴きに来たご友人やご家族と対面。

歌いながら感激した!等、老婦人達が興奮されながら話しているのも耳にしました。
なにせ、市民合唱団はこの公演の為に、昨年7月から毎週練習を始めたようです。皆さん、まだ興奮状態で打ち上げ会場に向かっていました。

こうやって、合唱に参加したご老人達が、目を輝かせながら余韻に浸っている様子を見て、「高関・桐朋」も共演した甲斐があったと思います。

調布の市民合唱団は今までも調布フィルや電通大オケと「第九」等をやってきたようですが、今後は、そこに桐朋も加えていただいて、
調布全体で音楽を盛り上げて欲しいと思います。


残念だったのは以下3点

(1)
演奏中、携帯電話が鳴った(グリーンホールは圏外にならない)。
前方のおじいさんの携帯電話。

高関さんも指揮しながら、客席へ振り向き、その方へ早く「止めて!」と身振りで指示するも、おじいさん、なかなか携帯電話をオフに
出来ない(^^;)。鞄の奥かな?焦るおじいさん!そんな場面がありました。

(2)
「飴ばあちゃん」がいた。しかも隣のおばあちゃん達にもあげていた。カンロ飴だった。喉につっかえたら大変!と思いながら聴きました。

(3)
公演後、「やはり第九とは違う曲なのね!」「そうね!」と会話しているおばあちゃん達もいました。
まぁ違う曲ですけど。合唱とオケとなれば「第九」というイメージかな?


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