先日、北海道新聞に面白い話題が載っていました。

　道南の函館市と、青森県の青森市、弘前市、八戸市は、「青函圏観光都市会議」というものを組織しているようです。その中で、2015年度に4市で開かれるマラソン大会の出場者に特産品などを贈る、「青函4市マラソンラリー」を実施する方針を固めたそうです。

　平成16年3月には北海道新幹線が新青森から新函館北斗まで開業します。これに向けて青函圏を周遊する観光客を増やすことが狙いということです。

　現在、この4市では以下の大会が開催されているようです。

5月　八戸うみねこマラソン全国大会
6月　函館ハーフマラソン大会（今年から時期変更）
7月　AOMORIマラソン大会
10月　弘前・白神アップルマラソン

　このうち函館はハーフのみ（来年からはフルも行われます）ですが、弘前はフル、ハーフ、10kmが行われ、八戸と青森はハーフと10kmが行われるようです。

　八戸の大会は2月から参加受け付けが始まるようで、それまでには詳細を決める方針ということです。ちょっとこれについてはこれからも注目していきたいと思っています。

　空前のマラソンブームということもあって、いろいろな形で楽しめるマラソン大会が増えています。中には「マラソン大会」ではなく、完全に「イベントラン」となっている大会もあります。

　でもこうした大会のラリーというのは、マラソン大会本来の姿を楽しみながら、イベント要素も楽しめるという面白さがあると思います。地元としても、新たな経費の持ち出しはほとんどなく、この地域へのリピーターを増やせるというメリットがあると思います。

　私も道南地方に住んでいるなら、このラリーに参加したかったですけどね・・・。留萌から道南と青森に4回行くのは、時間的にも費用的にも残念ながら困難です。

　実は数年前に私も似たようなプランを提案したことがあります。私のふるさと美瑛町で行われている「びえいヘルシーマラソン」は、ハーフ、クォーター、ワンエイツの3種目が行われています。このコースの最大の特徴は、3つのコースがそれぞれ独立した特徴あるコースということです。

　複数の種目がある場合、同じコースを使っている大会がほとんどです。最長距離のコースの途中で折り返してきたり、あるいは途中からスタートしてきたり。その方がコース管理上もしやすいということも理由だと思います。

　でもびえいヘルシーマラソンはそれぞれが独立した、まったく違う特色を持ったコースです。

　ハーフマラソンは十勝岳の麓にある国立大雪青少年交流の家をスタートし、そこから一気に駆け下りて陸上競技場を目指すワンウェイコースです。十勝岳連峰をバックに白樺街道や広大な畑の中を駆け抜けるコースです。

　クォーターは個人的にはもっとも美瑛らしいコースと思っています。競技場をスタートして美瑛を有名にした丘の中を駆け回って戻ってくるコースです。丘の景観の向こうに十勝岳連峰を望めるという絶景が広がっていますよ。

　ワンエイツは競技場をスタートして美瑛の市街地を走ります。三角屋根の景観に統一された市街地もなかなかの見ものです。その沿道には多くの町民もつめかけ、応援も楽しめます。後半は美瑛川の堤防を十勝岳を眺めながら競技場を目指します。

　こんな特徴的なコースですから、どうせなら参加される皆さんにはぜひすべてのコースを楽しんでいただきたいと思います。

　そこで考えたのが、「びえいヘルシーマラソンマスター」です。美瑛が誇る3コースすべてを完走したランナーに与えられる称号です。

　そんなアイデアを認めて事務局宛に送ったのですが、残念ながら何の返事も返ってきませんでした。相手にしてもらえなかったようです（笑）。

　でも今でもいいアイデアだと思っているんですけどねえ。これを達成するには最低でも3回は出なきゃなりませんから、リピーターを確保するにも有効な手段ですし・・・。

　こうなったら美瑛じゃなくてもいいです。面白いと思ったら、どこかの大会で取り入れてください。ひとつの大会の中ででも、青函4市マラソンラリーのように広域連携でも、こうした試みというのは関心を持つ人は少なくないと思いますよ。

　以上、おがまんレポートでした。

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　FMアップル「アスリートの風」は、2004年9月2日から2014年12月25日まで、毎週木曜日の夜20時から21時に放送されていました。

　この番組は「走る」パーソナリティ、市民ランナーのHITOMIさんが送る、札幌初の現役ランナーによるマラソン情報番組でした。マラソンに関するあらゆる話題を取り上げ、毎週、各分野でマラソンに関わっている走ること大好き人間をゲストに迎えており、私も2005年11月に初出演して以来、14回もゲストに呼んでいただきました。

　さらに2006年2月から大会インフォメーションの中に「おがまんレポート」のコーナーを作っていただくこととなり、最初はメールを送って読んでもらうというコーナーでしたが、そのうち電話レポートをすることになりました。

　自分としては、一リスナーとしてレポートをしていたつもりでしたが、いつの間にかレポーターとしてチームアップルの一員に加わらせていただくようになりました。

　毎回わずか3分程度の短いレポートでしたが、当人はこのレポートに力を入れてやってきたつもりです。それだけにこの番組とともにこのレポートが消滅するのがとても寂しく思いました。

　ということで、番組は終わりましたが、おがまんレポートはこのブログの中で継続していくことにしました。毎週木曜日を基本に、ネタがない時は飛ばしたり、ネタがあるときは週に2本も3本もやったりすることもあるかもしれませんが、行けるところまで続けていこうと思います。

　これからもおがまんレポートをよろしくお願いします。


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