私は大きな勘違いをしていました。この大会を主催する団体は「NPO団体　黎明」と名乗っていると聞き、頭の中では勝手に「NPO法人」だと思っていました。

　でもよくよく聞くと違うのですね。「NPO団体　黎明」という名前の任意団体だそうです。

　読売新聞の記事によると、昨日、開催が予定されていた会場に中止を知らずに約70人の人が集まったそうです。そこで主催団体の代表と名乗る男性が経緯を説明したようです。

　この代表によると、大会を主催する団体は、非営利組織（NPO）を名乗っているが法人格を取得していない任意団体だということです。NPO法人としての認証を受けているわけではありません。そしてその住所はやはりバーチャルオフィスでした。

　この男性は大阪府箕面市在住で、2年ほど前にマラソンファン仲間3人で団体を結成して、仲間とは電話やインターネットでやりとりしていたとか。こんな実体のない組織でマラソン大会を本当にスムーズに実施できると思ったのでしょうか・・・。

　すでに集めた参加費約500万円のうち約100万円はテントの購入などで使ったとのことで、「しっかりと返金には対応したい」と話しているそうですが、使ってしまったお金を補填する能力があるのかどうか・・・。

　同じ団体が来年3月開催予定の「荒川・スプリングマラソン」については、現在RUNNETでも参加受付は停止されていますが、「既に約150人が申し込んでおり、利用申請をして実施したい」としているそうです。でも本当に実施できるのでしょうかね。

　この問題はもうちょっと掘り下げて考えてみたいと思いますし、引き続き続報に注目していきたいと思います。

　以上、おがまんレポート月曜昼休み版でした。